ウェアラブル翻訳デバイスのiliと一緒に中国の上海を旅してきました。
まずは中国東方航空の飛行機で上海裏東国際空港に到着したわけですが、そこから上海の中心地に移動しなくてはいけません。
バス、地下鉄、タクシーなどの選択肢がありますが、鉄道好きならばぜひとも乗っておきたいのがリニアモーターカーですよ。
この記事ではこのリニアモーターカーの乗り方について簡単に説明します。
上海裏東国際空港の入国ゲートからリニアモーターカー乗り場へ
飛行機から下りて入国ゲートをくぐったら、案内板を探してください。
そこに「磁浮 Maglev」という表記のものがリニアモーターカーです。
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この案内さえ見つけてしまえば、後は指示通りに進んでいけばいいわけです。
2階へ上がったら、このゲートをくぐります。
この案内板によると、僕が乗った飛行機が着いたのは第1ターミナルのようです。
反対側には第2ターミナルがあって、その中間地点にリニアモーターカーと地下鉄の駅があるようです。
ちなみに地下鉄は「地鉄 Metro」ですね。
ずんずん通路を進んでいきます。
かなり不安を感じてきた頃にようやく乗り場が見えてきました。
リニアモーターカーのきっぷをiliを使って買ってみる
まずはきっぷを購入しましょう。
こちらが窓口です。
英語での表記もあるのでわかりやすいですね。
きっぷは空港から終点の龍陽路まで片道か往復のどちらかで購入可能です。
途中駅はありません。
普通席の値段は以下のものです。
片道:50元(航空券の半券を持っていたら40元)
往復:80元
VIP席はかなりお高くなります。
片道:100元(航空券の半券を持っていたら80元)
往復:160元
今回僕は往復切符を購入することにしました。
この旅で初めてiliを使ってみることにしました。
「往復切符をください」と言ってみたものの、窓口の方は「?」という顔をしていました。
失敗したか。。。
すると「Round-trip?」と英語で窓口の方が聞いてきました。
「Yes」と答えて、購入できたのがこちらのきっぷです。
左上に「往返票 Round-Trip」と書かれていますね。
これが「往復切符」の意味になります。
ここでは初めてのiliの使用は失敗に終わりましたが、英語が通じてよかったです。
リニアモーターカーの改札口を通る
きっぷを入手できたので改札口を通りましょう。
窓口のすぐ横に改札口があります。
中に入るためにはスーツケースやカバン類のX線検査を受けなければいけません。
リニアモーターカーだけでなく全ての地下鉄の駅でも同様でした。
検査の後に自動改札を通ります。
Suicaのようにピッとセンサー部分にかざすだけで通過できました。
これが上海のリニアモーターカー!
いよいよ乗車です!
これが上海のリニアモーターカーです!
正式名称は「上海磁浮列車 Shanghai Maglev Train」と言うそうですよ。
車両の前面に描かれた「SMT」はその略称ですね。
サイドにはShanghai Transrapidというロゴも入っています。
磁気浮上式ということでいわゆる線路はないですね。
それでは乗りましょう。
リニアモーターカーの車内
僕が乗車したのは普通車です。
自由席のことですね。
3+3のシート構成となっています。
座り心地はと言いますと、いいとは言えませんね。
座面が固いし、前方との間隔も日本の新幹線よりも狭いです。
スーツケースの置き場がドア近くにあったのはよかった点ですね。
最高時速は431km!
このリニアモーターカーの最高時速は何と431kmもあります。
そんなスピードは体感したことがないのでワクワクしていたのですが、実は431kmで走行する時間帯は限られているそうです。
9:00から10:45、15:00から15:45の間のみです。
僕が乗った時間帯はそこから外れていたので、最高時速は301kmでした。
301という数字も目撃しましたが、撮影したのは切りが良い300です。
ちなみに、最高時速431kmだと所要時間は7分20秒、最高時速301kmだと8分10秒だそうです。
リニアモーターの車窓風景
上海のリニアモーターカーは車窓風景を楽しむ乗り物ではないのであまり期待しないほうがいいしょう。
郊外の長閑な景色。
市街地のマンション群。
などなどを見ているうちにすぐに終点の龍陽路駅に到着しました。
リニアモーターカーの改札を出る
改札を入る時はセンサーにピッでしたが、出る時はここに入れなくてはいけません。
これ、写真撮るのに失敗していまして、実際にチケットを入れるのはもうちょっと下です。
隙間があるので見ればすぐにわかりますよ。
往復切符の場合、往路だったらチケットは戻ってきます。
復路の場合、吸い込まれて戻ってきませんでした。
龍陽路駅で地下鉄に乗り換える
リニアモーターカーで龍陽路駅に到着したはいいけれども、上海の中心街はまだまだ先です。
ここから地下鉄に乗り換えます。
床に何号線はどちらという矢印が出ているのでわかりやすいですよ。
今回は2号線に乗りたかったので、こちらのエスカレーターを下ります。
すると目の前のビルの中に地下鉄の乗り場がありました。
ここから先は目的地まで地下鉄に乗っていけばいいわけですね。
まとめ
上海では生まれて初めてリニアモーターカーに乗車しました。
乗車時間が短かったのでほとんど実感はないのですが、それでも未来的体験ができたのではないかと思っています。
上海裏東国際空港からはバスやタクシーで中心街に向かうのが楽なのでしょうが、せっかくなのでこのリニアモーターカーに乗ってみることをお勧めしたいですね。
15分から20分の間隔で出発しているので、待ち時間もそんなになく乗車できますよ。
この旅はiliを開発した株式会社ログバーより渡航費、宿泊費、グローバルWi-Fi(iliのオプション付き)のレンタル費用を提供していただきました。現地でのアクティビティ費については自腹です。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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