高田馬場はわりとよく歩く町です。
ほとんど移動のためなのですが、結構細い路地がたくさんあって歩いていて楽しい町なのですよ。
最近では歩くルートがほぼ決まってしまいだんだんと新鮮味が薄れてきたなと思っていた今日この頃ですが、ふと横を見てみると、井戸ポンプ発見!
この道はもう何度も何度も歩いていたはずなのに、今まで全くこの井戸ポンプの存在に気が付くことができませんでした。
こんなに赤茶に錆びついていい味を出しているのに。
しかも井戸ポンプの水の出る口が家の壁に向いてしまっていて完全にその機能がなくなっているように見えるのに。
こんなに素晴らしい雰囲気の井戸ポンプを見逃していたなんて。
町歩きニストとしてはまだまだひよっこだなと実感してしまいました。
ところで、この井戸ポンプの土台をよく見てみると蛇口が付いているのです。
現在も水が出るのかはわかりませんが、この家を建てるときに井戸ポンプを撤去するのはもったいなく、その代わりに蛇口を取り付けたのでしょうかね。
または、完全にこのポンプはオブジェで、最初に水道をここに設置して、後からポンプを取り付けたとか。
なんだか、その存在の背景を考えてしまう井戸ポンプでした。
しかし、高田馬場にもこうやって井戸ポンプがあるとは盲点でした。
最近は谷根千(谷中、根津、千駄木)地域といった下町ばかり歩いているので、ちょっと趣向を変えて別の町も歩いてみようかなと思った一日でした。
写真は携帯電話F905iで撮影したものです。