先日タイへ行った時に利用した航空会社はスクートでした。
スクートはシンガポールを拠点としているLCCです。
僕が利用した日の往路のエコノミークラスの価格は21,674円で、復路は21,358円でした。
往復で43,032円ですね。
これだけ低価格だとお財布には非常に優しいです。
ところが、スクートにはスクートビズクラスという他の旅行会社のビジネスクラスのようなワンランク上の座席が存在しています。
その価格が往路で32,574円、復路で32,258円の合計で64,832円です(手数料を除く)。
エコノミークラスの料金に約2万円をプラスして快適な座席で往復できるのであれば思い切って予約しちゃう他ないでしょう。
ということで、今回はスクートのスクートビズクラスがどれだけ快適だったのかを紹介しようと思います。
エコノミークラスとスクートビズの価格比較
エコノミークラスの料金は通常だと座席の利用のみの価格です。
荷物を預けたり、機内食を食べたり、座席の電源を利用するのに別途料金がかかります。
スクートのウェブサイトによるとこのような感じです。
(scootより)
ところがスクートビズクラスだと足元の広さが2倍のプレミアムシート、受託手荷物30kgまで無料、機内持ち込み手荷物2個(15kgまで)、機内食と飲み物、優先チェックイン&優先搭乗サービス、機内ストリーミング配信エンターテイメント、座席シート電源などが価格に含まれます。
この価格差であれば思い切ってスクートビズを予約しちゃうのは大いにありだと感じました。
成田からバンコクまでは約6時間のフライトなので、せっかくなので窮屈な思いをせずに座席で過ごしたいものです。
僕が搭乗した日のエコノミークラスとスクートビズの価格差は片道約1万円だったので予約しない手はないでしょう。
ちなみに、この価格差は日によって変動するので何日かチェックして一番低価格になった日に予約をするのもいいでしょうね。
それでは実際にスクートビズに乗り込んでみましょう。
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スクートビズは優先チェックイン可
スクートのチェックインカウンターは成田空港では第2ターミナルにあります。
Bの列ですね。
もうすでに何人かチェックインのために行列を作っています。
しかし、この列はエコノミーのお客さんで、スクートビズはこちらの優先レーンに入ることになります。
ほぼ待つことなくチェックインをさくっと終わらせることができました。
この後保安検査でも行列ができていましたが、プライオリティーレーンを利用することができるので、こちらも短時間でクリアすることができました。
行列をするストレスが全くなかったのでいきなりスクートビズの恩恵を受けることができましたね。
帰りのドンムアン空港では6番がチェックイン窓口です。
ここでもエコノミークラスは大行列ですが、スクートビズだとあっさりチェックインを済ませることができました。
成田空港発バンコク(ドンムアン)経由シンガポール行きのTR291便に搭乗
今回利用したのが成田空港発バンコク(ドンムアン)経由シンガポール行きのTR291便です。
出発ゲートは第2ターミナルの端っこの方にある85番でした。
機体はボーイング787です。
白と黄色のカラーリングがなかなか派手ですね。
スクートビズだと優先搭乗サービスがあるので、一番先に搭乗できます。
ここでも行列を作る必要は全くありません。
スクートビズの快適な座席
まずはエコノミークラスの座席から見てください。
ボーイング787だと3+3+3の座席配置で、シート幅が約46cm、シートピッチが約79cmです。
一方、スクートビズは2+3+2の座席配置で、シート幅が約56cm、シートピッチが約96cmです。
エコノミークラスに比べるとかなりゆったりとしているのがわかると思います。
しかも革張りの座席で高級感もたっぷりあります。
身長170cmの僕の場合、足元はこれだけ広々としていました。
スクートビズは21席あり、僕は3Kという座席でした。
もちろん窓側です。
後ろには席がないところを選んだので、背後の席の人に気を使うことなくリクライニングさせることができます。
リクライニングだけでなく足も伸ばせるようになっていますよ。
肘掛けもしっかりしていますね。
行きも帰りも隣の席は空きだったので、両方のスペースを使わせてもらいました。
この肘掛けのところにコンセントがあります。
エコノミークラスでは有料ですが、スクートビズでは料金の中に含まれているので自由に使えます。
僕はiPhoneの充電で使用しました。
ウェルカムドリンク
最初に席についたタイミングでCAさんよりウェルカムドリンクがふるまわれます。
水ですけどね(笑)
これもスクートビズの乗客へのサービスです。
機内Wi-Fiもあり
機内Wi-Fiはありますが、こちらは有料となっています。
20MBで5ドルという従量制、1時間で11.95ドル、3時間で16.95ドル、24時間で21.95ドルの時間制の選択ができます。
僕は試しに1時間使用しました。
そんなにスピードは出ないけど、SNSをやったりする分には問題ありませんでしたね。
機内からはこんな投稿をしています。
機内食とドリンク
飛行機内での楽しみといえば機内食です。
スクートビズでは事前予約制となっていますが、在庫に余裕があったら変更もできるようではありました。
例えばこのようなメニューがあります。
アイスなどのデザート類もあります。
ドリンクも選択可です。
成田からの往路では鶏肉の蒸し煮ライス添えをいただきました。
ドリンクはコーラでチョコレートもついてきました。
バンコクに到着する1時間くらい前だったかな。
水も出してもらえました。
復路は海南風チキンライスを予約していたのですが、どうもブッキングがあったようで変更をしてもらえないかと打診されました。
何が何でもチキンライスというわけではなかったので、変更を了承して出してもらったのがこちら。
メニュー表に載っていなかったので料理名はわかりませんが、牛肉です。
早朝からがっつりお肉です(笑)
ドリンクは朝からコーラで。
これらの食事もスクートビズの料金内です。
飛行機から見える景色
僕は飛行機に乗る時は窓側の席を確保します。
やっぱり景色を眺めたいですからね。
まずは往路から見ていきましょう。
成田を出発すると空は青くて海も青いという一面真っ青な世界でした。
出発から3時間くらすると眼下には波照間島の姿が。
南国のイメージそのものな島でした。
5時間くらいすると大陸に入ったようです。
雲の形が見ていて全く飽きませんでしたね。
そしてバンコク郊外に入ります。
出発から約6時間でバンコクのドンムアン空港に無事到着しました。
次は復路です。
ドンムアン空港を0:45に出発するTR292便です(実際にはだいぶ遅れての出発でした)。
真夜中なのでバンコクの夜景を眼下に拝むことができました。
翌朝は雲上の日の出です。
行きも帰りもドラマチックな景色を見られたので大満足ですね。
スクート機内のマイナス点
機内は結構寒いです。
薄手の一枚はおるものは用意しておいたほうがいいと思います。
機内を見渡した感じだと、フード付きの上着を用意している人が多かったですね。
スクートビズの座席はしっかりリクライニングできるので、前の人が座席を倒したらトイレに出るのがかなり大変になります。
もし隣に人がいて、さらに前の2つの座席もリクライニングしていたらもっときつかったでしょう。
そのような心配をしたくない人は通路側の座席を予約するといいでしょうね。
まとめ
今回初めて飛行機でエコノミークラスではない座席に座ることができました。
スクートのスクートビズはエコノミークラスとビジネスクラスの中間というようなイメージだと思います。
それでも、エコノミークラスから約1万円の差額でゆったりとした席に座ることができ、しっかり眠れて、機内食でお腹いっぱいになり、手荷物の心配もしなくていいし、電源も使えるというかなり贅沢な空旅ができました。
自分へのご褒美としてスクートビズを使用してみるのはおおいにありだと思いますよ。
スクートを利用する際はスクートビズもチェックしてみてください。
スクートの航空券の予約はこちらからどうぞ。
→scoot
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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