最近大好きなブログが、鉄道写真家の中井精也さんによる「1日1鉄!」です。
毎日1枚ずつ鉄道写真を掲載しているのですが、毎日毎日違った撮影方法でまったく飽きさせないのです。
オーソドックスに編成全体を撮る時もあれば、流し撮りをする時もあるし、魚眼レンズを使ったり、フラッシュと流し撮りを組み合わせたり、とにかくたくさんのバリエーションの写し方をしているのですよ。
そんな「1日1鉄!」がブログ本としてまとめられて出版されていることを知ったので、さっそく購入しました。
表紙が都電荒川線沿線の軒下でのんきに眠る猫の向こうに1両の都電が写っているというもので、いきなりほわーんとした空気になって癒される写真でした。
本書に掲載されている写真を眺めてみると、どれもが風景の中にみごとに鉄道が溶け込んでいて、田舎の自然の中であれば懐かしい郷愁を誘う写真で、都心の住宅街やビル街の中であればスマートでスタイリッシュというようにその場その場で空気感を変えて撮影もされています。
また季節の取り込み方もものすごくきれいで、フレームの一端にある小さな花だけで春の美しさ、夏の瑞々しさ、秋の鮮やかさ、冬の厳しさがみごとに表現されていると思いました。
どの写真を見ても、自分でこういう写真を撮影できたら最高だろうなと思わせてくれるものです。
大当たりの鉄道写真集でした。
鉄道好きではないけど、写真好きという方にもお勧めです。
写真1枚1枚に撮影データがついているので、撮影方法についてもものすごく参考になりますよ。
中井さんのブログもよろしければどうぞ。
→「1日1鉄!」
1日1鉄!―Rail healing! 中井 精也 |
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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