2018年5月18日(金)から20日(日)まで、台東区上野桜木にある市田邸にて3日間限定のみっかCafeというイベントが開催されます。初日にどんな様子か見に行ってきましたのでレポートします。
市田邸の場所
市田邸は東京芸術大学のすぐ近くにあります。
最寄りの駅は上野駅、根津駅、日暮里駅、鶯谷駅とありますが、東京メトロ千代田線の根津駅が一番近いでしょうかね。上野、日暮里、鶯谷だとどれもそんなに距離は変わらないので、途中の道のりの好みによるかもしれません。
上野桜木は割と敷地が広めのお屋敷があちこちにあります。この市田邸も立派な門構えがあって塀に囲まれているといういかにもお屋敷の趣がありますよ。
市田邸の歴史
市田邸が建てられたのは明治40年のことです。西暦に直すと1907年ですので、今年(2018年)で111年目ということになりますね。現在は国の登録有形文化財建造物となっています。門をくぐった瞬間から、そこはタイムスリップしたかのような異空間となっていますよ。
玄関に入る前に左手を見るとお庭と建物が見えます。
こんな素敵な建物の中に入ることができるのも貴重な体験ですよね。
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市田邸に潜入してみた
それでは市田邸の中に入ってみましょう。玄関を入ると、まずは三畳の小部屋があります。
かつてはここで客人を迎えたわけですね。後ろを振り返ってみると玄関から門へと通じるアプローチが見えます。
何もかもが素敵すぎます。ここに人力車で乗り付けてみたくなりませんか。
玄関からお部屋へと案内していただきました。ここは様々な手作り作品の展示スペースにもなっています。
みっかCafeはカフェであると同時にアート作品や手仕事作品の展示販売もしているのですよ。この作品を眺めているだけでも心地よい時間を過ごすことができます。
気に入った作品があったらその場で購入することができます。
部屋の外側は廊下になっています。
実はここにも座ることができちゃうのですよ。廊下なのに?と思う方もいらっしゃるでしょうが、ここからはお庭を眺めることができるのです。
通常の流れとは異なる時間がここにはあるかのようです。のんびりお庭を眺めていたら鳥が遊びに来るなんてこともあるかも。
部屋のさらに奥に行くと蔵があります。
ここも展示スペースになっているので中に入ることができます。
蔵には2階もあるので急な階段が脇にありますが、残念ながら立入禁止となっています。そうそう、この蔵の入口の扉には変な紙が貼り付けられていました。
以前は芸大の学生の下宿もやっていたそうなので、その当時の学生さんが貼り付けていったのでしょうかね。
みっかCafeでゆっくりお茶でも
ひとしきりお屋敷内の探索が終わったら席に座って休憩しましょう。みっかCafeのメニューはこんな感じです。
常設のカフェではなく3日間限定のイベントなのでかなりお安目の値段設定ですね。僕はアイスコーヒーと抹茶ババロアを注文しました。しばらくして出てきたのがこちら。
この空間にみごとにマッチした組み合わせじゃないかな。抹茶ババロアには小豆と生クリームががたっぷりあって、甘さとほろ苦さのバランスがいいですよ。
そしてアイスコーヒー。
この涼やかな感じがとても好き。特に今日は夏のような暑い一日だったので、冷たいアイスコーヒーは最高でした。市田邸の中はクーラーはないけど、扇風機がそこここに配備されているので、ある程度の涼しさは確保されていますよ。
お土産のお菓子も販売されているので、こちらも要チェックです。
まとめ
いかがですか?市田邸で開催中のみっかCafeに行ってみたくなったのではないでしょうか。この週末に谷中、根津、千駄木のいわゆる谷根千地域や上野に散歩に行ってみようと思っている方はぜひ上野桜木の市田邸にもお立ち寄りください。実際にお屋敷の中に入ってみると、想像以上の異空間ぶりにきっと驚くと思います。こんな場所がまだ都内にも残っているんだなとどこか懐かしい気持ちになること間違いなしです。最後に僕が個人的に一番だと思った眺めを紹介します。テーブルに反射したお庭の緑がものすごく幻想的でした。
みっかCafe
2018年5月18日(金)~20日(日)
11:00-19:00(最終日は18:00まで)
市田邸にて
台東区上野桜木1-6-2
03-3821-6349
問い合わせ 080-5093-1946(宮坂)
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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