「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」とは、JR各社より毎年秋に発売されているもので、JR全線の普通列車(快速含む)が乗り降り自由になる切符です。
平成21年度(2009年度)の利用期間は10月3日(土)から18日(日)でした。
青春18きっぷは5日分(5回分)で発売されますが、この鉄道の日きっぷは3日分(3回分)でおとな9180円となります。
従って青春18きっぷの1回分である2300円よりもちょっと高めの1回分換算で3060円となるという点が18きっぷとの相違点です。
また、18きっぷはこども用はありませんが、この鉄道の日きっぷはこども用が4590円で発売されるというのも特徴になります。
さてさて、前置きが長くなりましたが、とくとみもこの鉄道の日きっぷを使って日帰り旅行を何度かしてきましたので、そのレポートを始めたいと思います。
まず最初の行先は山梨県の昇仙峡です。
10月3日(土)
それまでの天気予報では関東地方は雨という予報でした。
しかし前日になると山梨県の甲府は午後から晴れになるという予報を目にしたので、旅行前日に行き先を甲府にすることに決定。
目的はこれまでの18きっぷの旅のようにたくさん鉄道に乗り通すというものではなく、負担のかからない程度の往復で観光をすること。
その結果、甲府からバスで程近い昇仙峡に行くことに決まりました。
旅のスタートは意表を突いて錦糸町駅です。
中央本線では主に土休日に新宿から小淵沢までホリデー快速ビューやまなしが運行されますが、たまに千葉発になる日があるのですよ。
この日こそまさにその千葉発の日だったわです。
でもわざわざ東京から千葉に乗って始発から乗るには朝がかなり早くなってしまうことから微妙な妥協点ですが錦糸町から乗ることにしました。
8:47、錦糸町発。
車両は215系のダブルデッカー車です。
ダブルデッカー車とは2階建て車両のことで、このビューやまなし号は全車2階建て車両になっています。
座席はすべてクロスシート。
2階席は窓の上部が湾曲しています。
この高さからの景色はなかなかのものですよ。
どれくらい高いかと言いますと、すれ違った総武線の列車と比較してもらえるとわかると思います。
通常の窓よりかなり高いですよね。
1階の窓はやや斜めになっていますがフラットな構造です。
この1階からの眺めはかなり下からになりますよ。
目線がほぼホームと同じレベルになります。
僕が乗車したのは残念ながら1階席。
指定席が1階しか取れなかったのですよ。
車両の案内はここらへんにします。
錦糸町を出発すると、それまで晴れ間ものぞいていた空が急に曇りだしてきて、新宿あたりからポツリポツリと雨が降ってきました。
立川では激しい豪雨。
これからせっかくきれいな景色のところに向かうというのにこんな天気では先が思いやられますが、これも天気予報通り。
東京の天気は悪くても山梨の天気はいいというのが予報だったので、信じるしかありません。
高尾を過ぎても豪雨なのは変わりませんが、この高尾からの中央本線の景色がなかなかいいのです。
八王子までは都市部を走ってきたのに、高尾になると急に山が近くなり、高尾を出ると完全なる山岳路線になります。
急な坂をあがり、川がそばを流れ、崖の真下を走るというように車窓がころころと変わっていくのです。
このまるでイリュージョンのような車窓は何度見ても飽きないものです。
山梨県に入り雨はだいぶ小降りになってきて、塩山駅付近で完全にやみ晴れ間が見えてきました。
みごとに天気予報通り。
11:14、甲府駅着。
真っ青に晴れ渡った空の下、昇仙峡へと向かうことにしましょう。
昇仙峡巡りの旅
・ホリデー快速ビューやまなし号で甲府へ! 鉄道の日記念きっぷの旅第1弾 その1←今ここ
・ほんのり秋の昇仙峡散策 鉄道の日記念きっぷの旅第1弾 その2
・昇仙峡で見かけた印象的なものたち 鉄道の日記念きっぷの旅第1弾 その3
・昇仙峡ロープウェイでパノラマ台からの展望を楽しむ 鉄道の日記念きっぷの旅第1弾 その4(シリーズファイナル)
写真はNikon D40x+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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