5月23日。
わたらせ渓谷鐵道撮影の最初の下車ポイントは花輪駅でした。
駅舎と旧花輪小学校を撮影し、次なるポイントへと移動します。
9:12、花輪発桐生行き普通列車に乗車。
この列車は1両だけでやってきましたが、アテンダントさんは2名が乗務中。
1両なのに2名とは贅沢な配置ですね。
9:29、上神梅着。
雨に煙る景色の中たった1両の気動車が去っていきました。
実はこの上神梅駅は僕にとって憧れの駅でした。
過去2度わたらせ渓谷鐵道には乗りに来ているものの、時間の都合上列車内から見るのみで途中下車してゆっくり駅を眺めてみるということができませんでした。
しかし、今回は約1時間20分の滞在時間を割り当てているので心置きなく駅を堪能することができそうです。
まずは駅舎を正面から眺めてみましょう。
大正元年(1912年)に建築された駅舎で、平成20年(2008年)に国の登録有形文化財にも登録されました。
これまでたくさんの木造駅舎を見てきましたが、間違いなくこの上神梅駅はトップクラスの美しさがあります。
中央に見えるラッチ(駅員さんが改札を行うところ)が傾いているのが味があります。
上の写真を見るとわかるのですが、駅舎の向こうに団地があるのですよ。
美しい木造駅舎にはコンクリートの団地は似合わないので、写真を撮る時には苦労しました。
最初の写真だとうまい具合に隠すことができたので、団地は気にならないと思います。
団地があることからわかるように、上神梅駅の周囲には住宅がたくさんあります。
駅前には新しい民家もたくさん建っています。
古い木造駅舎だからといって誰も住んでいないようないわゆる「秘境」にあるわけではないのですよ。
でも、駅から足尾方面を眺めてみると、
どんどん山の中、森の中へと線路が進んでいるのがわかると思います。
山岳路線であるわたらせ渓谷鐵道も駅周辺は割と開けている場所が多いと感じました。
次回はこの上神梅駅をさらに細かくレポートします。
わたらせ渓谷鐵道撮影紀行まとめ
・雨の中、緑萌ゆるわたらせ渓谷鐵道に乗車する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その1
・美しすぎる木造校舎の旧花輪小学校を撮影する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その2
・長年の憧れだった上神梅駅で途中下車をする わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その3←今ここ
・花に囲まれた素晴らしき木造駅舎の上神梅駅 わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その4
・鉄道写真サークル 七鉄の会のメンバーとトロッコわたらせ渓谷号に乗車する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その5
・国の登録有形文化財である2つの待合室がある沢入駅 わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その6
・沢入駅周辺で鉄道風景写真を撮影する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その7
・大間々駅でトロッコわたらせ渓谷号を撮影する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その8
写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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