8月18日。
夏の長野旅行4日目は木曽の赤沢自然休養林に行くことでした。
そこでは赤沢森林鉄道という保存森林鉄道が運行されているのですよ。
まずは赤沢森林鉄道について簡単にお話します。
この赤沢自然休養林はかつては林業が盛んな地域でした。
森から木材を伐採して、その運搬のために運行されていたのが木曽森林鉄道です。
最盛期には400kmも路線長があったそうですよ。
その後、木材の運搬は鉄道からトラックへと変わったことで、昭和51年に森林鉄道はその使命を終えたのですが、昭和62年に観光用の保存鉄道として復活しました。
今年、平成27年は4月から11月にかけて運行されています。
現在運行されているのは往復で2.2kmという短い区間ではありますが、森の中をのんびり走る森林鉄道は都会では味わうことのできない最高のアトラクションだと思います。
この赤沢森林鉄道に乗車するには800円かかります(夏休み中は料金が変わります)。
この金額は始点の森林鉄道記念館と終点の丸山渡の間の往復運賃です。
森林鉄道記念館から乗って、丸山渡で降りて帰りの列車に乗らなくても往復の800円かかります。
丸山渡から森林鉄道記念館への片道乗車をすることはできませんので注意が必要です。
今回は丸山渡まで乗って、帰りは森の中を歩くというプランにしました。
まずはきっぷを購入しましょう。
でかい(笑)
森林鉄道らしく木のきっぷというところがいいですね。
それでは森林鉄道に乗車しましょう。
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先頭はディーゼル機関車で、5両の小さな客車を引いていました。
僕は一番後ろの客車に乗り込みました。
その理由はまたのちほど。
出発までちょっと時間があったので、周囲を見渡してみます。
横にはかつて活躍していた蒸気機関車も展示されています。
後ろには木材もあるので、森林鉄道の本来の姿が何となく見えてきますよね。
後ろを見ると、そこには記念館があります。
中には色々な車両の展示があるそうなので、後で立ち寄ることにしましょう。
さあ、そろそろ出発です。
森林鉄道の名の通り、緑の中を突き進んでいきます。
「突き進む」なんて言いましたが、実際にはものすごくゆっくりです。
そして森の中を走るのでたくさんのカーブがあります。
カーブがあるということは一番後ろの車両に乗っていると、前方の車両がこんな感じに見えるのですよ。
これ、これ。
このシーンが撮れると思ったので、あえて一番後ろに乗りました。
今度は右カーブです。
左カーブ。
楽しいですねえ。
もちろん風景もまるで森の中をハイキングしているかのようなものです。
列車の最後部からはこんな風に背後の線路も見ることができちゃいます。
そして数分後、終点の丸山渡に到着しました。
ここで丸山渡方にいた機関車が、今度は記念館側に付け替えられます。
この作業も必見ですよ。
これで復路の準備が完了です。
ただし、今回は先ほども言ったように復路には乗らずに森の中を歩いて帰ることにします。
次回は森の中を歩きながら森林鉄道が走っている様子を撮影した写真をたっぷり紹介します。
続く。
赤沢自然休養林についての詳細はこちらからどうぞ。
→赤沢自然休養林 総合案内
赤沢森林鉄道についてはこちらから。
→森林鉄道運行情報
場所はここらへんです。
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撮影機材は以下のものです。
Nikon 標準ズームレンズ AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR フルサイズ対応
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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