東京駅の地下5階。
そこは総武線及び横須賀線の発着ホームです。
地上ホームでは新幹線やまもなく廃止になるブルートレイン、富士・はやぶさが発着するなど華やかなイメージがありますが、この地下ホームはどことなく暗く、地味な印象を受ける場所です。
そんなホームから今回の旅が始まるのです。
使用した切符は鎌倉・江ノ島フリーきっぷ。
JRでは東海道本線の大船ー藤沢間、横須賀線の大船ー鎌倉間、江ノ電、湘南モノレールが2日間乗り降り自由になるフリー切符です。
東京山の手線内発の場合で1970円となり、東京から北鎌倉までの往復すると1560円かかるので、後は江ノ電に2,3回乗れば元がとれてしまう計算です。
鎌倉近辺を観光するならば江ノ電には何回か乗車することになると思いますので、覚えておいて損のない切符です。
また小田急からも江の島・鎌倉フリーパスという切符が出ており、こちらは小田急線の藤沢ー片瀬江ノ島間及び江ノ電が乗り降り自由になり、新宿からだと1430円。
値段からだけだと小田急の方がお得に見えますが、新宿までの往復運賃を考えるとほとんど差がなくなってしまうので僕はいつもJRの鎌倉・江ノ島フリーきっぷを使うようにしています。
JRが好きだしね。
さて、東京駅から横須賀線に乗車する際のポイントがひとつあります。
それは東京発の場合、進行方向の後ろのほうの車両に乗ることです。
横須賀線の車両編成だと、東京寄りの車両にボックスシートがついているのです。
進行方向前の方は通勤型のロングシートです。
グループで出かけるときには対面して座った方が旅気分が味わえるので後ろの車両への乗車をお勧めします。
(注:今後このような編成は変更される可能性があります)
進行方向一番後ろの車両に乗車し、横浜を過ぎてからは進行方向に向かって窓際の席を確保することができました。
やっぱりちょっと遠出するにはこの席に座らないとね。
東京を出てから50数分で最初の目的地の北鎌倉駅に到着します。
北鎌倉の改札は実は進行方向1番前で、1番後ろに乗ると延々ホームを歩かなくてはいけないのですが、この歩きがまたいいのです。
左側には山が迫っており、切り立った崖が見えたり、巨大な岩をくり貫いたトンネルが見えたり、鎌倉らしい旧家のお屋敷を眺めたりすることができるのです。
このホームでの歩きから鎌倉に来たなという感覚がどんどん上がっていくのが分かるのですよ。
歩くこと数分で北鎌倉の改札を出ることできます。
まずは駅舎を眺めてみました。
こじんまりとして上品な感じがする木造駅舎です。
お寺やお屋敷がたくさんあるこの周囲に調和したデザインになっていました。
東京から1時間もかからない場所にもかかわらず、線路のすぐ脇道も田舎の雰囲気が漂っている場所でした。
駅前の食堂でかきたまうどんを食してから、いよいよ鎌倉散策を開始することにします。
鎌倉散策まとめ
・鎌倉・江ノ島フリーきっぷを使って鎌倉散策へ 冬の鎌倉散策 その1←今ここ
・円覚寺の桂昌庵、三門、仏殿 冬の鎌倉散策 その2
・円覚寺の選仏場、舎利殿、百観音 冬の鎌倉散策 その3
・北鎌倉の路地裏を歩き、紫いもソフトクリームを食す 冬の鎌倉散策 その4
・鎌倉周辺の井戸特集 冬の鎌倉散策 その5
・何から何までスケールの大きな建長寺を見学 冬の鎌倉散策 その6
・小さな木造駅舎が魅力的な江ノ電極楽寺駅 冬の鎌倉散策 その7
・江ノ島に向かう途中でうなむすびを食す 冬の鎌倉散策 その8
・江の島大橋からの風景 冬の鎌倉散策 その9
・江の島から見る夕焼け空 冬の鎌倉散策 その10
写真はNikon D40xで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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