183系ムーンライトえちごを下車して日本海沿いを北上する春の青春18きっぷの旅陸羽西線陸羽東線編その1

青春18きっぷの旅では気軽な日帰り旅行もできれば、泊りがけでひたすら遠くまでいくこともできるし、バリエーションは無限にあると言ってもいいでしょう。
そんな中で僕が好きなのは、夜行快速に乗って遠くまで行き、その日のうちに東京までがんばって戻ってくるというプランです。
今回はそんな旅行プランのお話をしたいと思います。

3月24日。
僕は夜の新宿駅へと向かいました。
今回の目的はムーンライトえちごで新潟まで出て、白新線、羽越本線で日本海側を北上し、陸羽西線、陸羽東線で山形県を横断して宮城県に出ます。
さらに宮城県から東北本線をひたすら南下して東京まで戻ってくるというプランに出かけます。
新宿駅の7番線ホームに行くと、今シーズンからムーンライトえちごで運用される車両が既に入線していました。

183系の6連で、かつてあずさなどで使用されていた配色の車両です。
行き先方向幕の新潟行きという表示は何度見てもワクワクしてくるものです。

座席に座って、リクライニングを倒してさあ寝るぞという体制になった後、リュックの中の荷物を取り出そうと腰をちょっと浮かせると・・・
ガコンと言ってリクライニングさせた背もたれが戻ってきてしまいました。
以前の車両はリクライニングさせるとその状態が維持されるものだったけど、今季の車両は簡易リクライニングでしっかり体重をかけていないと戻ってきてしまうものなのです。
眠ってしまえば問題ないんだけど、起きているときに油断すると、戻った時に意外に大きな音がするので注意が必要です。

23:10、新宿発新潟行き臨時快速ムーンライトえちごに乗車。
車内はガラガラでした。
僕が乗った車両で新宿から乗車した人は15人くらい。
つい先日乗ったムーンライトながらはほぼ満員で騒々しい車内でしたが、今回は実に静かな旅の始まりでした。
4:51、新潟着。
早朝の新潟駅の空気は実にひんやりとしていて、まだまだ新潟は冬なのだということを感じました。

4:56、新潟発村上行き普通列車に乗車。
乗客はムーンライトえちごからの乗り継ぎ客が数人いるものの、地元らしき人はほとんどいませんでした。
新潟駅を出るとまだまだ日の出前なので真っ暗な中を進んでいきます。
徐々に空が明るくなってくると外の景色が見えてきましたが、あれ？雪がない。
新潟県内の海側は、この時期になるともう雪はなくなっているのですね。
ちょっと拍子抜けしているうちに、完全に夜が明けました。
5:52、村上着。

5:56、村上発坂田行き普通列車に乗車。
この列車は電化区間を走るにも関わらずディーゼルカーです。
ボックス席が並ぶ車両なので、進行方向左側に座れば日本海を間近に見ることができます。

桑川駅を過ぎると名勝地笹川流れが車窓から見えてきます。
笹川流れとは奇岩、絶壁などが連続して見られる絶景です。

車で訪れるならば「道の駅笹川流れ」からだと絶景を望むことができるそうです。
特に日本海の向こうに沈む夕日は美しいそうなので、いつかは自分の目で見てみたいものです。

7:57、余目着。
余目駅はもう山形県です。
日本海側の北上はここまでにして、これから陸羽西線及び陸羽東線で山形県を横断して宮城県に向かおうと思います。
続きはまた次回。

春の青春18きっぷの旅陸羽西線陸羽東線編まとめ
・183系ムーンライトえちごを下車して日本海沿いを北上する春の青春18きっぷの旅陸羽西線陸羽東線編その1←今ここ
・陸羽西線と陸羽東線で山形県を横断する春の青春18きっぷの旅陸羽西線陸羽東線編その2
・岩切ー利府間の利府支線に乗車して東北本線を完乗する春の青春18きっぷの旅陸羽西線陸羽東線編その3

写真はNikon D40x+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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