8月17日。
早朝の高松から女木島、通称鬼ヶ島へとフェリーで渡ってきました。
まず行くのはフェリーの発着場のすぐ脇にある観光案内所の鬼の館です。
ここから女木島観光のためのバスが発着したり、島の習俗に関する展示、食堂などが入っています。
フェリーから下りた人の多くはバスへと向かうのですが、僕はそちらには行かずに鬼の館内でレンタサイクルを借りることにしました。
せっかくだから島のあちこちを自由気ままに巡ってみたくなるではないですか。
今回の相棒はこの自転車。
電動アシスト自転車です。
女木島の港周辺は平坦ですが、そこから一歩離れると激しい勾配の坂道が続きますので、普通の自転車よりもこちらの方が楽に走ることができると思います。
それでは自転車での島内散策を始めることにしましょう。
島のあちこちにはこんなかわいらしい鬼がいます。
何種類あるのかはわからなかったのですが、それぞれ顔が違う鬼の像を見ることができました。
まずは港近くの集落を走ってみます。
車が通ることができる道はあるけど、そちらよりも欲しい路地を通るのが面白いものです。
高い屏は海風から家を守るものです。
海沿いの通りだともっと高い石垣も築かれています。
この石垣はオーテと名付けられており、島の生活を守る重要な役割を持っています。
また、島に水道が通ったのはそんなに昔のことではなく、それ以前は井戸を使用していたようです。
このような井戸跡が各家にあるのが見えました。
しかし、高松までフェリーで20分という近さにもかかわらず人口の流出を抑えることはできないようであちこちに廃墟がありました。
この取り壊し中の廃墟にも井戸があります。
このように過疎化が進んでいる島ではありますが、観光地として多くの人々が訪れるようになってきているようです。
瀬戸内海の島々でアートイベントが行われていたこともあり、最初に載せた鬼の館にも若い人がたくさんいたし、島内の古い家屋を改装してカフェを開業したりしているところもありました。
伝統的な島の姿を残しながらのこのような開発は素晴らしいことなのでぜひがんばって欲しいと思います。
島の生活の話はここらへんにしまして、次回は鬼ヶ島をぐるっと1周自転車でまわってみます。
四国初上陸の旅まとめ
・サンライズ瀬戸で四国へ向けて出発進行! 四国初上陸の旅 その1
・サンライズ瀬戸の車窓から日の出を見る 四国初上陸の旅 その2
・サンライズ瀬戸で瀬戸大橋を渡って四国初上陸! 四国初上陸の旅 その3
・スイッチバックが残る土讃線坪尻駅を訪問する 四国初上陸の旅 その4
・山間の秘境駅、土讃線坪尻駅 四国初上陸の旅 その5
・坪尻駅周辺で廃墟や通過する特急列車を撮影する 四国初上陸の旅 その6
・785段の階段を上り金刀比羅宮を参拝する 四国初上陸の旅 その7
・高松築港駅からことでんに初乗車する 四国初上陸の旅 その8
・日本昔ばなしにも登場する鬼ヶ島へと上陸する 四国初上陸の旅 その9
・鬼ヶ島での人々の生活 四国初上陸の旅 その10←今ここ
・鬼が島をぐるっと一周サイクリングして山の頂上に到達する 四国初上陸の旅 その11
・鬼ヶ島に残る鬼の住処の洞窟を探検する 四国初上陸の旅 その12
・アンパンマン列車で高松から松山へ 四国初上陸の旅 その13
・大手町のダイヤモンドクロスと郡中線松前駅訪問 四国初上陸の旅 その14
・松山市駅で坊っちゃん列車の出発準備を見学する 四国初上陸の旅 その15
・坊っちゃん列車で道後温泉へ 四国初上陸の旅 その16
・瀬戸内海に沈み行く夕日を眺めることができるコスタ北条に宿泊する 四国初上陸の旅 その17
・今治から大島までしまなみ海道をサイクリングする 四国初上陸の旅 その18
・緑と青が溢れる大島サイクリング 四国初上陸の旅 その19
・サヨナラしまなみ海道、サヨナラ四国 四国初上陸の旅 その20
・岡山の路面電車にほんの少し乗車する 四国初上陸の旅 その21
・あなごめしときびだんごを食べながら新幹線で帰京する 四国初上陸の旅 その22
写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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