2008年夏の青春18きっぷ、最後の1日分を使ってきました!
今回の大まかなルートは、新宿からムーンラトえちごで新潟へ行き、白新線・羽越本線で坂町へ出て、米坂線で米沢に行き、奥羽本線で赤湯へ行き赤湯温泉で温泉に入り、奥羽本線で福島に出て、東北本線で上野に戻ってくるというプランです。
もちろん青春18きっぷを使うので、全て普通列車に乗車します(ムーンライトえちごなどの快速も乗車可)。
18きっぷの最後の1回分をどうするか散々悩んだ挙句上のようなルートに決定しました。
では、夜の新宿駅からレポートを始めることにしましょう。
今回の旅のスタート地点は新宿駅です。
北へ向かう旅は上野駅からスタートしないと気分が盛り上がらないのですが、ムーンライトえちごの出発地が新宿駅なのでこればかりはどうしようもありません。
でもかつてはこの新潟行きの夜行には上野発の急行佐渡があったのですよ。
今では新宿発となって、急行から快速へ、列車名も佐渡からムーンライトえちごと変遷してきています。
やっぱり新宿発ではなく上野発の方が気分が盛り上がるなあ。
さて、新宿駅5番線ホームに入線してきた車両はこれ。
485系特急型車両で、しかも旧国鉄色のままです。
この色の列車に乗るのは何年ぶりだろう。
15年前くらいに乗った特急あさま以来かな。
それくらい長い間乗っていなかった車両が、今や特急ではなく快速列車として運用されているのです。
座席指定券で310円を支払えば、あとは乗車券だけで乗れてしまうのですよ。
昔はあこがれだったこの車両がたったの310円なのです。
なんだか時代の流れをひしひしと感じてしまう瞬間でした。
このムーンライトえちごは23:10、定刻通り新宿駅を出発しました。
座席はこの時点で空席がかなり目立っていましたが、車内放送では全てのチケットは売り切れていると言っており、事実、池袋、大宮、高崎という途中停車駅でたくさん人が乗ってきてほぼ満員状態になりました。
高崎駅では急行能登との待ち合わせで長時間の停車がありました。
急行能登は上野発金沢行きの夜行急行でボンネットタイプの特急型車両を使っており、これまたクラシカルな雰囲気のするものです。
なんと高崎駅では隣のホームにこの急行能登とムーンライトえちごが停車するので、旧国鉄色車両同士が並びあう素晴らしいランデブーとなるのです。
この時点で僕はコンタクトレンズをはずしており(裸眼だと0.01程しか見えません)、ほとんど見えない目でなんとなく雰囲気だけを楽しんできました。
夜中の1時を過ぎての出来事なので気合を入れてホームで撮影するということすらできなかったのは本当に残念なことです。
4:51、定刻通りムーンライトえちごは新潟に到着しました。
約6時間の乗車で寝たり起きたりを繰り返しながら久々の車両を満喫してきました。
ちなみにこの列車は夜行ですけど寝台列車ではありませんので、普通の座席なのです。
リクライニングはするものの快適な睡眠を期待することはできないでしょう。
それを覚悟の上乗るのならば、新潟に早朝の4:51に到着するのでその後の旅行プランに大きなプラスになるのですよ。
こういう選択肢があることも知っておくと何かの役に立つことがあるかもしれません。
次回は白新線に乗り、さらなる北上をいたします。
「夏の終わりの青春18きっぷの旅」記事まとめ
・ムーンライトえちごで深夜の新宿から新潟へ 夏の終わりの青春18きっぷの旅 その1←今ここ
・心温まる坂町の人々と坂町駅の扇形車庫と給水塔跡 夏の終わりの青春18きっぷの旅 その2
・米坂線のキハ52に乗車し、車窓 と路線を堪能する 夏の終わりの青春18きっぷの旅 その3
・山形県の赤湯温泉でのんびりと過ごす??? 夏の終わりの青春18きっぷの旅 その4
・赤湯から上野への帰り道、宇都宮で途中下車してラーメン餃子を食す 夏の終わりの青春18きっぷの旅 その5
写真はNikon D40xで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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