お神輿のように樽を転がして貯蔵庫へ、そして大団円 ニッカウヰスキー余市蒸溜所でのマイウイスキーづくり体験 その9

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北海道の余市でアサヒビール株式会社主催のイベント「余市マイウイスキーづくり」に参加しました。

ウイスキーの樽詰めまでの模様を前回お話しました。
今回はその樽をどうするかという話になります。
ご存知のようにウイスキーは樽に詰めたら即完成というわけではなく、しばらく寝かせておかなくてはいけないのです。
そこでこの樽を貯蔵まで転がしていくというイベントが最後の最後に待ち受けているのですよ。
それでは出発です。

ゴロゴロゴロと数人がかりで転がしていきます。
建物から出る時はちょっとした坂道になっているので前でスピードをコントロールする人も必要です。
晴天の下、敷地内をゆっくりと進んでいきます。

転がしているだけなのに、これがまた楽しいのですよ。

参加者は交代で転がしていきます。

この光景は何かに似ていると思ったら、そう、お神輿です。
祭りで皆が代わる代わるお神輿を担いで町を練り歩く。
そんな光景とこの樽転がしが重なりました。

敷地内は歴史的建造物がたくさんあるので、どこを通ってもいい感じの画になります。

室内で割りと細々とした作業が多かったこのウイスキーづくり体験でしたが、最後に開放感が思いっきりある樽転がしで大団円を迎えようとしています。

終着点はこの薄暗い貯蔵庫になります。

僕達の樽も所定の位置に丁寧に置かれました。

この樽が僕達のものです。

ちゃんと「とくとみまさき」のサインも見えますよね。
ここに10年間寝かされることになります。
そうなのです、10年間です。
このウイスキーづくり体験はこれにて終了となるのですが、実はすぐにウイスキーが手に入るわけではないのですよ。
10年経たないと手元には来ないのです。
体験自体はこれで終わりだけど、実はイベントの完全終了は10年後にこの樽の中のウイスキーが自宅に送られてきた時です。
それまでの10年間もイベントに含まれていると言ってもいいでしょう。
長いです。
10年間は長過ぎます。
もしかしたら忘れてしまうかもしれません。
でも大丈夫。
事前に連絡しておけば、いつでもこの樽に会いに行くことができます。
中身を確認することはできませんが、樽の様子はいつでも見ることができるのです。
10年間も夢が続くというこのイベントは、ウイスキーが好きという人にとっては堪らないものなのではないでしょうかね。

さて、最後におみやげで10年物の余市を頂きました。

これが10年後にも自宅に届くわけですね。
2日間の作業でウイスキーに対する理解と愛情が深まり、そして10年後に自分たちで作ったウイスキーと再会する。
北海道の余市でそんな体験をぜひしてみませんか?
余市マイウイスキーづくり

このイベントを支えて下さったアサヒビールの皆様、ニッカウヰスキー余市蒸溜所の皆様、アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)の皆様、余市の町の皆様、そしてイベント参加者の皆様。
とても有意義で楽しい2日間を本当にありがとうございました。
また余市に遊びに行きますよ。

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写真はNikon D90Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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