バンコクからの気軽な日帰り旅行でのお勧めプランを紹介します。車やバイクがバンバン走っているバンコクの街から、ちょっと移動しただけでおそらく昔のタイってこんな感じだったんだろうなと感じさせる場所に行くことができます。それがKo Kret(クレット島)です。バンコクの中心街から1時間もあれば行くことができる小さな島です。今回はそんなクレット島への行き方と見どころを紹介します。
クレット島とは
クレット島はバンコクの北にある場所です。島と言いましても、チャオプラヤ川に囲まれた中洲のようなところですね。地図を御覧ください。
みごとに島のようになっているのがわかると思います。ちなみに、「Ko」が「島」の意味になります。「コー クレット」で「クレット島」というわけですね。
Sponsored Link
クレット島への行き方
僕はBTSのプロンポン駅の近くにあるS33 Compact Sukhumvit Hotelに宿泊していたので、旅のスタートはプロンポン駅です。実はクレット島へ行くのはちょっと面倒で、バスで行くという手もあるのですが時間が読めないこともあるのでタクシーで行っちゃうのが一番楽です。プロンポン駅前でタクシーを捕まえて、グーグルマップでクレット島の場所を示して「コー クレット」と言ってみたらちゃんと通じました。タクシーはメーター制だと35バーツからスタートします。高速道路を使うか下道を使うか聞かれたので、高速道路を使うように告げました。途中料金所を2回通って、1回目が50バーツ、2回目が10バーツかかりましたね。最終的にタクシー料金が245バーツだったので、合計で305バーツかかりました。1バーツは3円で計算すると楽なので、だいたい900円ちょっとですね(2017年9月17日現在1バーツは約3.3円です)。タクシーでのルートはこんな感じでした。
今回乗ったタクシーは当たりだったようで、最短距離で行ってくれたし、助手席にも乗せてくれたし、おつりもちゃんと渡してくれました。
帰り道は実はかなり難儀しました。クレット島からタクシーでバンコクの中心街に戻ろうとしたのですが、運転手さんに地図を見せてもわからないというような仕草をされて乗車拒否されること4回。ここで作戦を変えて一番近くのMRTバープルラインの駅であるMinistry of Public Health駅までお願いしてみるとOKが出たのでようやく5台目でタクシーに乗れました。料金は101バーツで、そこからMRTパープルライン、ブルーラインを乗り継いでスクンビット駅まで戻りました。こちらは42バーツだったので、合計で143バーツですね。
渡し船でクレット島へ
さて、タクシーでのクレット島への行き方は上記の通りなのですが、クレット島は周囲をチャオプラヤー川に囲まれた島であって、橋で渡ることはできません。唯一の交通手段が渡し船となります。先程タクシーで降ろしてもらったところはこの看板が出ているところです。
ちゃんと船着き場への案内板が出ていますね。この矢印の通りに進んでいくと屋台があったりしてちょっと賑わっている道となります。
この先にお寺のような建物の船着き場があります。
ここにはこのような案内板が出ていました。
僕はタイ語を全く読むことはできませんが、おそらく船の運行時間は10:00から17:00の間ということが書かれているのだと思います(ぜんぜん違うことが書かれているかもしれないのでご注意を)。時刻表はなく、対岸を頻繁に行ったり来たりしているようでした。それでは船に乗り込みましょう。
乗船時間はごく短いので、船が苦手な人でも安心です。
あっという間にクレット島に到着しました。
料金はクレット島に到着した時に支払いましたね。確か2バーツ。無茶苦茶安いです。帰りはクレット島側で料金を支払って対岸に渡ります。いずれにしても支払いはクレット島側と覚えておけばいいでしょう。ちなみに、今回は2バーツの渡し船を利用しましたが、クレット島への渡し船はいくつかあって、それぞれ料金が異なるようです。今回はたまたま最安値の渡し船の近くまでタクシーで連れて行ってもらえたようです。
クレット島の案内図
クレット島に入るとあちこちに島の案内図がありますのでまずは確認しておいてください。
まあ、基本的に島をぐるっと一周する道があるだけなので道に迷うことはないでしょう。それではクレット島内散策を開始しましょう!
クレット島のお寺巡り
タイの街を歩いているとあちこちにお寺がありますよね。このクレット島もその例に漏れず、狭い島内にも幾つかのお寺があります。まずはWat Pak Aoです。
この日は本堂が工事中ということもあって外観は覆い隠されていました。しかしお参りは可能です。
本堂は1874年に建てられたものだそうで、高さが18.8m、幅が10.7mあります。なぜそんなことがわかるかと言いますと、わずかではありますが日本語の案内板が出ていました。
本堂の横にまわると、かなり美しい外観なのではないのかという様子がチラリと見られます。
この裏手には仏塔もありました。
次はWat Pai-Lomです。見てください、この美しさ。
小さな島であってもやはりタイのお寺は豪華ですね。こちらも内部でのお参りが可能です。
市場で美味しいものを探そう
クレット島を散策し始めるとすぐに市場があります。ずらりとお店が並んでいるので楽しい気分になります。
注意したいのは、これらのお店のほとんどが土日しかやっていないということです。平日だとここで紹介するよりも寂しげになるかもしれません。
船着き場のところから店はたくさんありますが、本格的な市場のスタートはこちらのようです。
まるで門番のようなネコがお出迎えしてくれました。
僕が島に入ったのがだいたい11時くらいで、その頃はまだまだ観光客の数が少なく余裕で色々なお店を見て回ることができました。
しかし12時を過ぎたくらいから一気に観光客が増えて歩くのも大変なくらいになりましたね。人混みを避けるならば午前中がお勧めかも。
さてさて、このクレット島はお菓子が名産だそうです。歩いていると色鮮やかなお菓子のお店がたくさんありました。
このオレンジのお菓子は以前タイに来た時に食べたことがあります。
→タイのアユタヤにある日本人町跡であの山田長政に思いを馳せる タイと日本を結ぶ歴史を学ぶ場所ですよ #AmazingThailand #LoveThailand | とくとみぶろぐ
僕が今回気になったのはこのお菓子です。
葉っぱの中にいろいろなものが詰められているものだそうです。1個10バーツというのでいただいてみることにしました。
不思議な食感でしたが、なかなか美味しいです。ほんのりした甘みがお菓子っぽかったですね。食後にお店の方を撮影させていただきました。
カフェや食堂もあるよ
クレット島では市場で買い食いを楽しむのもいいけれどもカフェや食堂もあちこちにありました。まずはHommtea Houseというカフェに立ち寄り、青い飲み物をいただきました。
最近バンコクでは青い飲み物が流行っているようで、こちらでも人気の賞品だそうですよ。
ランチはTieow ingnamという食堂でエビのチャーハン。
デザートはLady Sugarでマンゴーのかき氷。
ここ以外にもたくさんのお店があったのでお気に入りのところを探してみてください。
タイの踊りを見よう
クレット島にはステージがある広場があって、そこではタイの踊りが披露されていました。
美しい動きには思わず見惚れてしまいますよ。
クレット島の島民居住エリア
市場エリアを抜けると居住地エリアになります。賑やかな街並みから一転してとても静かになります。
クレット島にはレンタサイクルもあって、自転車でここらへんを走ってみるというのもありでしょう。タイの人々の生活を間近に見ることができます。
中にはこのようなプライベートブリッジもありました。この森の向こうに家があるようです。
居住地エリアを歩いていると、家と家の間の路地があちこちにありました。
ここを歩いて抜けた先には船着き場があります。
きっと島の人々は船を使って移動をしているのでしょうね。
まとめ
クレット島は周囲が約7kmという小さな島です。きっと昔ながらのタイの風景が残っている場所なのでしょう。バンコクの中心街から1時間もあれば行けますので、ちょっとした日帰り旅行にぴったりですよ。ただし、市場のお店は土日のみ営業のところが多いそうなので週末に行くのがお勧めです。
似たテーマの記事はこちら
この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
記事内容や写真使用に関するお問い合せ、記事広告の作成、広告掲載、取材依頼のご相談などは下記リンクからお願いします。イベント取材、旅レポート、製品レビューなどの依頼は大歓迎です。
→お問い合わせメールフォーム
詳細なプロフィールはこちらから。
→プロフィール