廃墟の聖地、軍艦島へと出航する長崎旅行その5

12月10日。
新幹線と特急かもめを乗り継ぎこの長崎にやってきた最大の目的こそが軍艦島への上陸です。
正式名称を端島と言い、かつて炭鉱の島として栄え、現在は無人の島となっています。
そう、島全体が廃墟となってしまった島なのです。
無人となったのが昭和49年（1974年）で、観光客が立ち入ることができるようになったのが今年のことです。
これまではDVDや写真などでしか見ることができなかった軍艦島を自分の目で見、そして足を踏み入れることができるというのですから行かないという選択肢はないじゃないですか。
それでは、軍艦島への旅に出ることにしましょう。

軍艦島への見学ツアーにはいくつかあり、僕は長崎国際観光コンベンション協会のツアーに申込むことにしました。
ツアー料金が4000円、上陸施設使用料が300円の計4300円が費用となります。
手続きを終え、港に向かうと、こちらの舟が待ち受けていました。

黒と赤のカラーリングのとても悪そうな船です（笑）
客室内はいたって普通で、冷暖房完備の快適なものでした。

しかし、せっかく海上に出るのにぬくぬくと船室内にいたのでは面白くないので、後方のデッキに出ることにしました。

こちらは窓がないので海の風を直接肌で感じ取ることができます。
2階にも上がることができますが、人がたくさんいたので、今回はここに陣取って軍艦島へと向かうことにします。

14:20、出航の時間となりました。
スタッフさんが忙しく働いています。

この日はオフだというのに、わざわざ見送りに来てくれたスタッフの方もいました。

さあ、これから40分程の船上の旅が始まります。

ところで、この軍艦島見学ツアーなのですが、まだこの時点では島に上陸できるかはわかっていないのです。
桟橋付近は港となっているので穏やかな波ですが、外海にある軍艦島は非常に波が荒いそうです。
もし波が高くて船をつけられないという状態だったら上陸を断念しないといけないのです。
上陸できるかどうかは行ってみないとわからないということなのでした。
果たして僕は軍艦島へ上陸することができるのか・・・。
次回に続く。

写真はNikon D90＋Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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