9月9日。
谷川岳登山もいよいよラストスパートです。
全身を使って岩場を登る道から不規則な階段の道に変わります。
ここを越えると頂上まであと一息の場所にある肩の小屋になります。
あれ?
さっきまで青空だったのが、ここに来て一転して空が雲に覆われてきました。
この時点で12:30過ぎ。
もうお昼の時間になってしまうと、谷川岳山頂付近はこんな天気になってしまうようです。
前回の谷川岳登山は霧の中でのものだったので、今回こそはどこまでも見渡すことができる山頂風景を期待していたのですがちょっと無理そうです。
山頂に行く前にこの肩の小屋でひと休みすることにします。
ここには食堂もありますし、無料の休憩部屋もあるので気軽に入ってOKです。
休憩室でサクサクっとご飯を食べて再出発です。
ラストの坂道から肩の小屋を見下ろしてみると、
その下が雲で見えなくなってしまっています。
ややがっくりしながらも最後の力を振り絞って登って行きます。
そしてついに2つの頂上がある双耳峰である谷川岳の一方の山頂、トマの耳に到着!
標高は1963m。
ここで粘って雲がちょっとなくなった瞬間に撮影しました。
次にもう一方のオキの耳を目指します。
あそこですよ。
ここを歩いていると下界を見下ろすことができるポイントになりました。
この山肌。
こんなダイナミックな風景が谷川岳の登山道からあちこちで見ることができるのですよ。
そしてついにオキの耳に到達!
標高1977mです。
これで上越新幹線の上毛高原駅から出たバスの中から遠くに眺めた谷川岳の2つの山頂を征服することができました。
残念ながらここからの眺めは雲ばかりで何も見えなかったのですが、それでも達成感は十分すぎる程ありました。
どれくらい見えないかと言うと、先程までいたトマの耳が雲に隠れて見えなくなってしまうほどです。
たまに雲が途切れてトマの耳も見えるのですが、登山道の途中であんなに晴れていたのが嘘みたいな風景になります。
さて、登山道のスタート地点の天神峠は1502mだったので500m弱登ってきたわけですが、登ったからには降りなくてはいけません。
登りよりも下りの方が危険な道なので最後まで気を抜かずにいかなくてはいけませんね。
次回、いよいよ谷川岳登山日記の最終回になります。
今回歩いた道のりはこちら。
I-O DATA 旅の思い出の足あとを楽しむGPSロガー GPSLOG
これでログをとったデータです。
夏の終わりの谷川岳登山の旅まとめ
・200系新幹線、バス、上越線と乗り継いで土合駅へ 夏の終わりの谷川岳登山 その1
・日本一のモグラ駅として有名な上越線土合駅への訪問記 夏の終わりの谷川岳登山 その2
・まずは上越線土合駅から谷川岳ロープウェイの土合口駅まで 夏の終わりの谷川岳登山 その3
・ロープウェイとリフトを乗り継いで谷川岳登山のスタート地点の天神峠へ 夏の終わりの谷川岳登山 その4
・鎖やロープを使った谷川岳登山道(天神尾根)を進む 夏の終わりの谷川岳登山 その5
・絶景を眺めながらの谷川岳登山は続く 夏の終わりの谷川岳登山 その6
・谷川岳の2つの山頂、トマの耳とオキの耳に到達する 夏の終わりの谷川岳登山 その7←今ここ
・谷川岳を下山後、水上温泉で疲れた体を癒す 夏の終わりの谷川岳登山 その8
写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影しました。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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