宇奈月温泉で黒部渓谷鉄道のトロッコ列車を撮影する初秋の北陸旅その5

10月28日。
今回は黒部渓谷鉄道についてのお話になります。
この路線は富山県の宇奈月と欅平を結ぶ4月から11月までの期間限定の路線です。
元々はダム建設のための資材運搬及び作業員のための路線だったのですが、その後一般乗客も乗ることができる観光路線となりました。
現在ではトロッコでの乗客輸送を行ったおり、その間に資材運搬なども行なっています。
富山県の山深い地域を走る路線なので、約1時間15分程の乗車のほとんどで絶景を拝むことができる路線でもあります。

富山地方鉄道の宇奈月温泉駅で下車した僕は、まずはトロッコの駅へと向かわずに、そこを素通りしてトロッコ列車を撮影することにしました。
待つこと、数分。
来た！

電気機関車2両に牽かれたトロッコ客車がゆっくりゆっくりと駅から出てきました。
そう、これは黒部渓谷鉄道の宇奈月駅を出てすぐのところで撮影したものなのです。
そんな場所でこんなにきれいな景色になるのですから、ここから先には期待を持たざるを得ませんね。

同じ場所からトロッコをクローズアップ。

この日は平日にもかかわらず、客車内はお客さんでいっぱいでした。
もう一枚同じ場所で、トロッコの最後部をパチリ。

ちょっと場所を移動して、同じ列車が鉄橋を渡りトンネルに入っていくところも撮影。

もっと遅い時期だったら、もっときれいな紅葉になっているのでしょうね。
以上4枚は同じ列車を撮影したものです。
数えることはできませんでしたが、トロッコは確実に10両以上あったと思います。

それでは宇奈月駅へと移動しましょう。

駅前にはお店がたくさん出ていて、大型観光バスも頻繁に出入りしており、常にたくさんの人で賑わっていました。
駅の中も次のトロッコに乗るための行列ができています。

基本的にトロッコ列車は事前予約をするのですが、空きがあれば当日でも乗車することが可能です。
トロッコには窓がない普通客車と窓がある特別客車、リラックス客車、パノラマ客車があります。
11月に近いこの時期はとても寒いという話を聞いていたので、僕は特別客車を予約していました。
予約していても何号車に乗るか決められるだけで、座席自体は自由席になるので早めに列に並んでおいたほうがいいでしょう。

乗るトロッコの改札が始まり、ホームへと降りるとそこにはオレンジの電気機関車が待ち受けています。

もう気がついている方もいるでしょうが、この機関車の幅が狭いのですよ。
線路幅が狭いので、機関車やトロッコの幅も狭いのです。
JRの普通の路線は1067mm、新幹線は1435mm、この黒部渓谷鉄道は762mmになります。
従って、車両の幅が狭く見えたというのは物理的に狭かったからなのですね。

それでは実際にこのトロッコ列車に乗り込むことにしましょう。
その話はまた次回。

黒部渓谷鉄道のトロッコ列車についての詳細はこちらからどうぞ。
チケット予約もできますよ。
→黒部峡谷鉄道オフィシャルサイト

写真はNikon D90＋Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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