2月16日。
早春の伊豆の魅力を再発見するというテーマの静岡県文化・観光部観光振興課が主催するプレス関係者向けのツアーに参加してきました。
前回はNPO法人伊豆のせんたんコンシェルジェによって開催されている「下田の龍馬と一緒に開国・幕末ゆかりの地を巡る!!」というツアーで宝福寺での住職さんたちによる講話についてお話しました。
今回はツアーの後半部分である下田の街歩きをレポートします。
ツアーの案内人は坂本龍馬に扮するNPO法人伊豆のせんたんコンシェルジェの増田さんです。
下田の町には火災に強いと言われるなまこ壁がある建物が現在でもたくさん残っています。
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蔵がある町はたくさんありますが、なまこ壁がこれだけあるというのは壮観ですよ。
そんななまこ壁について、なまこ壁の前でしっかり説明していただけます。
なまこ壁の後は黒船が来航した下田の港に行きます。
今では漁船がずらりと停泊していて巨大な黒船が来たということは想像が難しいです。
でも説明ボートをちゃんと用意してもらっているので当時の様子が何となくわかります。
僕が訪れたのはまだ寒さが残る冬だったのですが、これから暖かくなるにつれて下田の町もどんどん春らしい眺めが多くなってくるのだと思いますよ。
港の次は路地に入って行きました。
交差点にこういう町名標ががあるのも面白いです。
漁師町らしい風景もたくさんあります。
こんな感じで魚を干している様子も見られます。
海が近くて、細い路地も多いとくれば、やっぱりいますね。
ネコ発見。
ツアー参加者の方が手を出した時に「シャー!」と怒った瞬間をパチリ。
いい表情をしてくれました。
創業明治20年という土藤商店に酒屋さんに来ました。
こちらでは古い看板などの楽しい展示もされています。
店舗には古くて大きな冷蔵庫もあります。
「冷シビール」という表現がいいですね。
ここでは広島県の鞆の浦で作られている保命酒の試飲もできるので、ぜひ試してみてください。
日没が近くなってきて、ガス灯に火が灯りました。
暗くなる前にペリーロードへと向かいます。
そこへ向かう途中にネコと出会って、ペリーロードまで先導してくれました。
ペリーロードはかつての花街で、現在でもなまこ壁がある建物など昔の雰囲気がたっぷりと残っている通りです。
小さな川沿いにあるので、これも非日常的な景色の演出に役だっています。
橋の欄干が赤いのもいいですよね。
川の向こうには山へと続く階段もあるのがまるで映画のワンシーンのようです。
ペリーロードの終着点はこの路地です。
この前にあるのが長楽寺です。
暖かい伊豆半島の先端であるといえども、さすがに日没間近は寒くなってきます。
この長楽寺で下田の街歩きツアーは終了となりました。
ちなみに、この長楽寺には井戸ポンプが2つあるので、井戸ポンプマニアの方はぜひチェックしてみてください。
下田の町を適当にぶらぶらするのではなく、こうして説明を聞きながら歩いてみるとさらに伊豆についての知識が深まります。
また、前半の宝福寺の龍馬についてのお話も、大河ドラマなどを見ていなくても楽しめるものですので、このツアーは万人向けに企画されたものだと思います。
下田滞在の観光の際はぜひ利用してみてください。
以下概要です。
【開催日】通年開催
【実施人数】2名から
【料金】1,500円(特別講話、唐人お吉記念館入館料、ガイド料含む)
【モデルコース】宝福寺⇒なまこ壁の家⇒大川端⇒干物横丁⇒ペリーロード⇒大横町⇒平井製菓⇒福正
【所要時間】約2時間30分
【集合場所】下田市一丁目18-26 宝福寺
この下田の町を歩くツアーについての詳細はこちらから。
→下田の龍馬と一緒に開国・幕末ゆかりの地を巡る!! | 伊豆たび もっと楽しく伊豆の旅
ツアーを主催しているNPO法人伊豆のせんたんコンシェルジェについてはこちらから。
様々なツアーの紹介もされていますよ。
→もっと楽しく伊豆の旅 見る・食べる・遊ぶ・泊まるをコンシェルジェ!
次回はこの日宿泊した全室露天風呂付の御宿 Pygmalion 観音温泉について紹介します。
『早春の伊豆の魅力再発見の旅』まとめ
・伊豆稲取の100年以上の歴史を誇る伝統の雛のつるし飾りを見学してみる 河津桜も咲いているよ! 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その1
・河津町にある築150年の蔵を改装した「アンティカ トラットリア ダル ピラータ」で絶品イタリアンを食す 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その2
・「下田の龍馬と一緒に開国・幕末ゆかりの地を巡る!!」ツアー 宝福寺で龍馬と唐人お吉について学ぶ 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その3
・「下田の龍馬と一緒に開国・幕末ゆかりの地を巡る!!」ツアー なまこ壁が残る下田の街歩きを満喫する 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その4←今ここ
・伊豆下田の山奥にある全室露天風呂付きの観音温泉の豪華過ぎる部屋を写真付きで紹介 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その5
・伊豆下田の観音温泉での豪華過ぎる夕食 本物の釜飯が最高に美味しかった! 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その6
・観音温泉での朝から入る部屋付き露天風呂と海の幸いっぱいの朝食 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その7
・西伊豆の松崎町にある食彩久遠で食べた塩鰹うどんは僕の人生最高のうどんだった 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その8
・「ガリレオ」の「真夏の方程式」の舞台にもなった西伊豆の松崎町でジオガイドの方に案内してもらう散歩をしてみよう 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その9
・西伊豆の松崎町名物の川のりコロッケを食べながら町歩きを楽しもう 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その10
・西伊豆の田子にあるカネサ鰹節商店で鰹節の製造工程を見学してみた 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その11(最終回)
撮影機材は次のものです。
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED フルサイズ対応
SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM ニコン用 フルサイズ対応
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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