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路地を抜けた階段下にある樋口一葉の井戸 文京区本郷井戸巡り その2

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前回はまるで昭和の時代に取り残されてしまったかのような棟割長屋にある井戸を紹介しました。
今回はそこから少し歩いたところにある井戸を紹介したいと思います。

この本郷はかなり坂道が多いので景色の変化がかなり多い地域です。
そこに木造の家屋があったり、細い路地があったりするものですから、歩いていて本当に楽しいのですよ。
そんな路地を歩いていると、いかにもその奥に何かがありそうな路地があります。

右は石垣、左は木造家屋。
こんなにドキドキする場所はそうはお見かけできません。
この奥へずんずん突き進んで行くと階段があり、その下に何やら丸いものが。

階段を駆け下りてみると、そこには井戸ポンプがありました。

井戸ポンプも向こうに木造の3階建ての建物。
こんな光景はそう滅多に見ることができるものではありません。
そう、実はこの井戸こそが「樋口一葉の井戸」として有名な井戸なのですよ。
一葉は一時期この井戸の近くに住んでおり、その時にこの井戸を使っていたということです。
かれこれ100年以上も前のことです。
ポンプ自体はもっと最近になって取り付けられたものでしょうが、井戸の場所自体は変わらず、またその頃から変わらずに水が出ているのです。
樋口一葉作品は中学生の時に読んで以来ですが、何だかまた読み返してみたくなりました。

次回はこの井戸にもう少し寄って細かい部分を見てみたいと思います。

本郷井戸巡りまとめ
木造棟割長屋にある井戸ポンプ 文京区本郷井戸巡り その1
路地を抜けた階段下にある樋口一葉の井戸 文京区本郷井戸巡り その2←今ここ
樋口一葉の井戸を近くから眺めてみる 文京区本郷井戸巡り その3

写真はNikon D40xで撮影したものです。

東京文芸散歩 (角川文庫)
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