8月26日。
会社帰りの人並みに逆らって僕は夜の新宿駅の5番線ホームへと向かいました。
皆は帰宅をして一日を終えようとしているのに、僕はというとこれから旅を始めようとしています。
そう、新宿発新潟行きの臨時快速ムーンライトえちごに乗車するのです。
5番線ホームに上がってみると、既にえぎとは入線して発車時間を静かに待っていました。
決して乗り心地がいい車両ではありませんが、寝ている間に新潟まで運んでくれるので重宝しています。
今回の旅はいつものように青春18きっぷを使用して、新潟県内のJR在来線未乗区間を乗り潰すのが目的です。
ムーンライトえちごに乗るときには日付が変わる高崎駅までの乗車券を購入しておきます。
東京から高崎までは1890円かかりますが、青春18きっぷを1回分使ってしまうと若干もったいないので、いつも乗車券を購入し、高崎から18きっぷを使うようにしています。
車内検札時に乗車券と18きっぷを一緒に出せば翌日のハンコを押してくれるので夜中に車掌さんに起こされるということもありません。
それでは、ムーンライトえちごに乗車することにしましょう。
23:10、新宿発新潟行き快速ムーンライトえちごに乗車。
夜中にがんばって起きていても翌日の行動に影響するので僕はサクサク寝てしまうことにしています。
まあ、熟睡はできずに何度も起きるのですが、それでもしっかり寝ておかないとね。
8月27日。
日付が変わって、4:51、新潟着。
まだ人々は寝静まっている時間ですが新潟駅は既に動き始めています。
新潟から北へ、南へ行く列車がスタンバイしているのです。
今回僕が乗るのはこちらの右側にいる列車です。
新潟県周辺で見られる独特のカラーリングが施された115系電車です。
黄色バージョンに乗るのは初めてでした。
5:00、新潟発吉田行き越後線普通列車に乗車。
まだ明けきらぬ空の下、列車が発車します。
少しずつ空が明るくなるに連れて車窓の景色もよく見えるようになってきました。
さすが新潟、田園地帯が広がっていました。
向こうに見える山は後ほど訪れる予定の弥彦山でしょう。
途中早くも冬の準備を始めたピンクのラッセル車も見かけました。
稲の具合も黄金色に色づいてきてまだまだ猛暑の最中であるものの、確実に秋の訪れを感じさせます。
5:54、吉田着。
5:56、吉田発柏崎行き普通列車に乗車。
わずか2分の乗り換え時間で慌しく目の前のホームにいる列車に乗り換えです。
景色は相変わらず田園地帯。
時刻表の地図上では越後線は日本海沿いを走っているかのように見えますが、実際にはかなり内陸部を走っているのでほとんど海が見えることはありません。
むしろこの田園地帯こそが新潟らしさを生んでいると思うので、僕はこの景色が好きです。
7:08、柏崎着。
これにて新潟ー柏崎間を結ぶ越後線完乗です。
ちなみに今乗ってきたのはこちらの115系電車でした。
最初に乗ったのは黄色目立った車両でしたが、今度は緑のラインがメインです。
向こうのホームにはブルーがメインの115系もいました。
これら3色が見られるというのが同じ列車でもバリエーションがあって面白いところだと思います。
越後線の次は弥彦線です。
そのためには折り返し列車で吉田まで引き返さなくてはいけません。
その話はまた次回。
「青春18きっぷで新潟へ」まとめ
・新潟県内在来線完乗の旅が始まった 青春18きっぷで新潟へ その1←今ここ
・弥彦線弥彦駅の素晴らしい駅舎 青春18きっぷで新潟へ その2
・静謐なる弥彦神社に参拝する 青春18きっぷで新潟へ その3
・弥彦山頂へとロープウェイで向かう 青春18きっぷで新潟へ その4
・弥彦山頂から日本海と田園地帯を望む 青春18きっぷで新潟へ その5
・新潟から東京へ南下して夏の青春18きっぷの旅が終わる 青春18きっぷで新潟へ その6
写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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