足尾駅周辺を散策した後はいよいよわたらせ渓谷鉄道の終着駅、間藤駅へと向かいました。
実は2年前にわたらせ渓谷鉄道に乗りに来た時は相老ー通洞間しか乗らず、最初の桐生ー相老間と最後の通洞ー間藤間を乗り残してしまったのです。
今回はその区間を乗ることでわ鉄の完全制覇となるのです。
13:24、足尾発間藤行き普通列車に乗車。
2両編成で、1両がオールロングシート、もう1両がセミクロスシートでした。
13:27、間藤駅着。
駅舎は新しいもので、山小屋風でした。
中にはこの間藤駅で国鉄全線乗車を達成した宮脇俊三さんの生原稿などが展示されています。
鉄道紀行文学の古典となった宮脇さんの「時刻表2万キロ」はお勧めの1冊です。
間藤駅付近の山は禿山が目立ちました。
これも負の遺産なのでしょうか。
駅前には銅山の後処理をしている会社の事務所があります。
この建物内の受付が昭和の香りをぷんぷんと漂わせていました。
間藤の駅舎内ではレンタサイクルがあるので自転車で足を延ばすことができますが、今回は折り返し列車ですぐ引き返すのでパス。
この周辺は銅山の施設がたくさん残っているのでまた今度訪れようと思っています。
あ、そうだ。
線路には栗がたくさん落ちていて、ここでも秋を感じることができましたよ。
秋のわたらせ日帰り旅行まとめ
・群馬県民の日にわたらせ渓谷鉄道を乗りつぶす 秋のわたらせ日帰り旅行 その1
・わたらせ渓谷鉄道大間々駅と高津戸峡 秋のわたらせ日帰り旅行 その2
・わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車にはトロッコ弁当がよく似あう 秋のわたらせ日帰り旅行 その3
・若干の紅葉の中、渡良瀬川沿いを走るトロッコわたらせ渓谷号 秋のわたらせ日帰り旅行 その4
・わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車から見える産業遺産 秋のわたらせ日帰り旅行 その5
・昔懐かし木造駅舎が残るわたらせ渓谷鉄道足尾駅 秋のわたらせ日帰り旅行 その6
・間藤駅で足尾銅山の負の遺産を見る 秋のわたらせ日帰り旅行 その7←今ここ
・木製ラッチの残るわたらせ渓谷鉄道通洞駅 秋のわたらせ日帰り旅行 その8
・足尾銅山観光で足尾の歴史を学ぶ 秋のわたらせ日帰り旅行 その9(シリーズファイナル)
写真はNikon D40x+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。
reis
足尾の写真を拝見して、自分が子供の頃を思い出して懐かしくなりました。
というのも、まだ、カメラを手にしたばかりの頃に一度、足尾とか間藤のあたりに写真撮影に行ったのです。今にして思えば、それが廃墟の写真に興味を持つきっかけになっているのかもしれません。ろくな写真がとれていないのですが、写真が整理できたら自分のブログにも載せようかと思っています。
その後も足尾は日光へドライブに行くときによく通るのですが、たいていは素通りしてしまっています。たぶん、再訪したら、当時とは、景色も変わっているだけでなく、自分の興味の対象も変わっているので、すごく新鮮に感じられることでしょう。