富士山を望む御殿場線を乗り潰す冬の青春18きっぷの旅ー伊豆カピバラ編その5

伊豆シャボテン公園でたっぷりとカピバラを堪能したわけですが、早朝の6時に東京駅を出ただけあってすっかりとお腹がすいております。
お昼ごはんは園内の食堂でとることに。
注文したのはハンバーグカレーです。

具がほとんど入っていないカレーですが、福神漬が別のお皿に入っているというだけで好感度アップです。
注文するときに福神漬は入らないと言い忘れてしまいどうなるかとドキドキしたのですが、最高の結果となりました。
もし福神漬がご飯の上に乗っていたりしたらなんて考えるだけでも食欲がなくなってしまいます。

食事も終わり、バスで伊東駅へ。
シャボテン公園内ではカピバラを見て食事をしただけでした。

朝の伊東駅ではバスの時間もあってのんびりすることができなかったけど、帰りは少し時間がありました。
駅前を散策してみるとお土産屋さんや飲食店がたくさんあり、かなり賑わっている町だということがわかります。
温泉街というとすっかり廃れているというのが定番ですが、伊東はなかなか健闘しているようでした。
伊東駅の中では大きなシャボテンと温泉カピバラの彫り物もありました。

微笑ましい気持ちになったところで、13:45、熱海行普通列車に乗車。
この列車はリゾート21ではなく伊豆急行のノーマルタイプの車両でした。
海側がボックスシートで山側はロングシート。
運良くボックスの窓側の席に座ることができました。
ただし、車内は大変混雑していたため写真は撮れず。
外観も撮れなかったのは大いに悔やまれるところ。
14:08、熱海着。
ここからまっすぐに東京へ戻ってもいいけど、それではせっかくの18きっぷが泣くというものです。
実は国府津と沼津を結ぶ御殿場線が未乗区間だったので、せっかくなので乗りつぶしに行くことにしました。

この御殿場線はかつては東海道本線だったのです。
現在の東海道本線は熱海を過ぎると長い丹那トンネルとなります。
このトンネルの開通以前は箱根の山をぐるっと迂回する御殿場線のルートが本線となっていました。
しかし、開通後はすっかり単線のローカル線へとなっているのです。

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14:14、熱海発浜松行き普通列車に乗車。
丹那トンネルを抜けて、14:34、沼津着。
ここで御殿場線に乗り換えです。
御殿場線はこちらの車両。

JR東海の313系です。
普段見慣れない車両に乗ることができるというのはかなりうれしいものです。
座席は進行方向左側の窓側を確保しました。
15:01、沼津発国府津行き御殿場線普通列車に乗車。
出発してしばらくするとだんだんと見えてきました。

そう、富士山です！
沼津から乗ると進行方向左側、国府津から乗ると右側に富士山を見ることができますよ。
この日は午前中はものすごくいい天気だったけど、15時を過ぎたらちょっと雲が厚くなってきていました。
でも、少しづつ富士山に近づいていくと、その姿がだんだんとはっきりと見えてきました。

このような富士山の姿が見えたのは御殿場駅まで。
そこからは線路が東に進んでいくので富士山とはどんどん離れていくことになります。
しかし、山里の長閑な風景が広がる車窓は富士山がなくとも十分に楽しめます。
かつて峠越えのための機関区があって栄えた山北駅を見たり、複線だった線路が取り払われた跡を見たり、廃トンネルが見えたり、約1時間半の乗車は飽きることがありませんでした。
16:29、国府津着。
これにて未乗区間だった御殿場線も完乗です。

この日は鉄もカピバラも十分楽しんだのでこれ以上の寄り道はせずに帰ることにします。
16:32、国府津発東京行き東海道本線普通列車に乗車。
すっかり日が暮れて、17:52、東京着。

では、この日に乗車した経路のまとめです。

東京→熱海　東海道本線
熱海→伊東　伊東線
伊東→熱海　伊東線
熱海→沼津　東海道本線
沼津→国府津　御殿場線
国府津→東京　東海道本線

今回はカピバラ中心の旅となりましたが、こんな旅もたまにはあってもいいよね。
これで伊豆カピバラ編は終わりますが、今シーズンの18きっぷの旅はまだまだ続きますよ！

冬の青春18きっぷの旅ー伊豆カピバラ編まとめ
・朝の爽やかな空気の中、伊豆半島へ向かう冬の青春18きっぷの旅ー伊豆カピバラ編その1
・伊豆シャボテン公園のカピバラさん冬の青春18きっぷの旅ー伊豆カピバラ編その2
・カピバラ温泉でのカピバラ入浴タイム冬の青春18きっぷの旅ー伊豆カピバラ編その3
・伊豆シャボテン公園のカピバラがおならをした!?（動画あり）冬の青春18きっぷの旅ー伊豆カピバラ編その4
・富士山を望む御殿場線を乗り潰す冬の青春18きっぷの旅ー伊豆カピバラ編その5←今ここ

写真はNikon D40x+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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