小仏峠近くの廃墟と化した茶屋を通る 高尾山から相模湖へ その5

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11月13日。
紅葉の高尾山に行ってきました。
高尾山から小仏城山、そして相模湖に抜けるというコースをとる予定です。
小仏城山でお昼休憩をしたあと、小仏峠と下っていくことになるのですが、その途中に茶屋跡がありました。
もみじ台、小仏城山と賑わいのある茶屋を見てきたので、この哀しいまでにもぬけの殻の茶屋には驚かされました。

そう、この小仏峠に抜けるコースはほとんど人が来ないのですよ。
今まで渋滞もあった道が先程から全く他の人を気にすることなく歩くことができるようになっていました。

さらに峠に向かって進もうとこの茶屋の横の道に入ってみると、そこにはこんな落書きがありました。

野も山も春うらら
我が心に
春の訪れ
二人の旅路

この茶屋にいた人が書いたのか、それとも登山客が書いたのかわかりませんが、明るいイメージがする詩なのにこの廃墟に書かれるととたんに哀しいイメージになってしまいました。

小仏城山までは上りでしたが、そこからは下りになっています。
こんな急激な下り坂になるのですよ。

写っているのは同行した倉岡未來人君です。
高尾山は余裕の道のりですが、ここらへんになると足下が厳しくなってきますのでスニーカーでは来てはいけないところでしょうね。

小仏峠からは景信山に向かうコース、高尾駅へ向かうバス停などがあり、ここまで来たほとんどの人がそちらに向います。
しかし、僕らは誰も足を向けない美女谷に向かうコースに入りました。

これまでの明るく開放的な道とは打って変わって、暗く、寂しげな道となります。
人とすれ違ったのは2回だけ。
追い越して行った人はゼロ。
なんとも寂しい道でしたが、この森を抜けると舗装路に出ます。

この舗装路を歩いて行くと、なにやら鉄道のような音が・・・

画作りする暇もなくスーパーひたちが駆け抜けていきました。
線路の場所を知っていて、時刻表があればもっと準備ができたんでしょうけどね。
これは次回の課題です。

美女谷近くでは水路が滝になっていて、その水音に癒されます。

次回はこのルート上にある旧宿場町を通ります。

高尾山から相模湖へまとめ
紅葉の高尾山に行ってみることにした 高尾山から相模湖へ その1
高尾山の紅葉を楽しみながら歩く 高尾山から相模湖へ その2
もみじ台の細田屋でなめこ汁を頂く 高尾山から相模湖へ その3
小仏城山で猫と戯れる 高尾山から相模湖へ その4
小仏峠近くの廃墟と化した茶屋を通る 高尾山から相模湖へ その5←今ここ
小原宿本陣で歴史的遺産に触れる 高尾山から相模湖へ その6
ゴール地点のうら寂れた相模湖へ 高尾山から相模湖へ その7

写真はNikon D90Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影し、SILKYPIX Developer Studio PROで現像しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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