九段下ビル内の公開された部屋を撮影する サヨナラ、九段下ビル その2

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12月25日。
取り壊しが決まった東京都千代田区にある九段下ビル。
現代アートのギャラリーとして公開される部屋があると聞いたので、その最後を見届けに行って来ました。
3階の一室がギャラリーになっていたわけですが、床には砂が敷き詰められていました。

きっと来訪者の足跡もアート表現の一部になるということなのでしょう。
こんな小物も置かれていました。

さて、この部屋の中の様子も観察してみたいと思います。
何だろう、ガス管かな?

この丸いドアノブが素敵。

これも何だかよくわかりませんでした。

この窓から見えた昭和初期の景色は一体どんなものだったのでしょう。

壁にあったこのような回転式のものは廊下に新鮮な空気を通すためのものでしょうかね。

どこを見てもその古さが逆に新鮮でした。

こんなエアコンも部屋の中に残されていましたよ。

この部屋にはテラスもあって外に出ることもできました。

ただし、手すりも何もないので4階の高さから下を見るとかなり怖かったです。
このテラスから見た部屋の窓。

もうこんなボロボロの建物なのですが、細かい部分が今見てもとてもおしゃれなんですよ。

最後に部屋の窓をもう一度見てみます。
窓枠が朽ちてボロボロになっているところもありました。

昭和の繁栄の残り香が微かにある九段下ビルの部屋に足を踏み入れるのはこれが最初で最後の経験でしたが、いいものを見せてもらえました。
願わくば、まだ生活の残滓がある時に見てみたかったというのも正直な思いです。

次回は屋上部分を紹介します。

サヨナラ、九段下ビルまとめ
昭和の名建築がまたひとつ・・・ サヨナラ、九段下ビル その1
九段下ビル内の公開された部屋を撮影する サヨナラ、九段下ビル その2←今ここ
ついにお別れの時へ サヨナラ、九段下ビル その3

写真はNikon D90シグマ 30mm F1.4 EX DC デジタル専用 HSM ニコン用で撮影しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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