青春18きっぷの最後の1枚を満喫するために前日の23:10、新宿駅発のムーンライトえちごに乗車して4:51、新潟駅に到着しました。
ここで隣のホームで待機していた快速村上行きに乗換えをします。
この快速列車は4:54発なので乗り換え時間はたったの3分ですが、すぐ隣にいるので走らずとも余裕で乗車することができます。
しかも長い編成なので余裕で座ることが出来ました。
後刻、村上駅で折り返したこの車両を坂町駅で撮影したのがこれ。
一番後ろまで全ての編成をおさめることができませんでしたが、かなり長いということはわかると思います。
さて、この快速列車からは薄っすらと東の空が明るんでくるのが見えてきました。
これは新発田駅付近の空。
山の向こうから太陽があがってくる様子がわかると思います。
5:34、坂町到着。
坂町は新潟県村上市にある駅ですが、以前は岩船郡であったようで、駅名標が修正されていました。
もうちょっときれいに修正すればいいのに。
この坂町からは7:12発の米坂線に乗るので、それまでかなり時間が空きます。
この時間を利用して食料の調達をしようと駅前に出てみると、ヤマザキデイリーストアがあるけどまだ開店していません。
これは困った。
ここで朝食を買い損ねたら10:00まで何も食べられないということになるので、駅員さんにコンビニがあるか聞いてみたところ、30分以上歩けばローソンがあるとのことだったので、そこに行きましたよ。
35分間、全く知らない町を歩きに歩いてようやくたどりついたローソンはまさしくオアシスのような存在でした。
実はこのローソンへの往復で3人の地元の方とすれ違いました。
なんとその3人の方全員が僕に「おはようございます」と声をかけてくれたのです。
カメラを持ち歩いていたから一見して旅行者とわかっただろうけど、そういう人に対してまであいさつをしてくれるという町の人の心の温かさを感じました。
その他にも米坂線に乗って坂町駅を出てすぐのあたりで、通学途中の小学生が列車に向かって手を振っていたのですよ。
純粋で素朴なその行為に思わず僕も笑顔で手を振ってしまいました。
坂町は小さい町だけど、なかなか心温まる町だと思いました。
坂町の町並みは古い木造の家屋がたくさんありました。
僕好みの家がたくさんあって町の中を歩いていても全く飽きることがありません。
町の中心にはこの神社がありました。
きっとこの広場でお祭りなどが行われるのでしょうね。
食料調達後、坂町駅に戻ってきてまずは駅舎を撮影。
なんだか町役場みたいな建物です。
米坂線の入線を待つためにホームに行くと、なにやら線路の向こうに廃墟らしき建物が・・・
これは、扇形車庫ではありませんか!
その昔ここにたくさんの機関車が格納されていたに違いありません!
まだまだ遺構が残っているはずとよく見てみると・・・
給水塔発見!
これは蒸気機関車に給水するために作られた塔ですが、みごとに自然に飲み込まれつつあります。
扇形車庫も給水塔も取り壊されずに残っているなんて、事前に知っていればこの近くまで行って撮影していたのですが、とても残念です。
後から知ったことですが、転車台も駅構内にあるとのこと。
これは見つけることができませんでして。
こんな素敵な坂町駅ともお別れを告げる時間がやってきました。
7:12発の米沢行きの米坂線に乗ることにします。
続きはまた次回。
「夏の終わりの青春18きっぷの旅」記事まとめ
・ムーンライトえちごで深夜の新宿から新潟へ 夏の終わりの青春18きっぷの旅 その1
・心温まる坂町の人々と坂町駅の扇形車庫と給水塔跡 夏の終わりの青春18きっぷの旅 その2←今ここ
・米坂線のキハ52に乗車し、車窓 と路線を堪能する 夏の終わりの青春18きっぷの旅 その3
・山形県の赤湯温泉でのんびりと過ごす??? 夏の終わりの青春18きっぷの旅 その4
・赤湯から上野への帰り道、宇都宮で途中下車してラーメン餃子を食す 夏の終わりの青春18きっぷの旅 その5
写真はNikon D40xで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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