旅の始まりが上野駅だと気分がとても盛り上がります。
小さな頃から上野発の中長距離列車に乗っていたので、遠くに行く時のスタート地点は上野駅というのが一番しっくりくるのです。
しかも新幹線の地下ホームではなく13番線から始まる地上ホームからだと東北地方や信越地方の匂いがしみついているようで、東京周辺に住む多くの人の故郷がすぐそこに見えてくるような気がしてきます。
というわけで、今回の旅行も上野駅から始めるとします。
購入したのはこちらの切符。
東京都区内から長野行きの片道切符で、経由が新幹線・越後湯沢・上越・六日町・ほくほく・犀潟・信越となっています。
これを見ただけでどんなルートを辿るのか想像できる人はかなりの鉄道旅行好きだと思いますよ(笑)
さてさて、まず初めに乗車するのは16番線を7:20に出発する水上行きの特急水上1号です。
EXPRESS185という車体横の文字がシンボルとなる、白を基調として黄色、グレー、赤のラインが入っている車両になっています。
東北新幹線が大宮駅始発で開業し、まだ上野駅に新幹線が来ていない頃、上野と大宮を結んでいた新幹線リレー号で使われていたのが、この特急水上号と同系の車両なのです。
従って僕にとってはあまり豪華に感じない車両ではあるのですが、今でもこうして特急用の車両として使用されてもいます。
座席は回転式のクロスシートでもちろんリクライニングもします。
前後の座席間隔はやや狭い感じがしましたが、シートの座り心地は悪くありませんでしたよ。
特記しておく点としては、この車両は特急にも関わらず窓が開くのです。
実際走行中に窓を開けることはありませんでしたが、いつでも窓を開けて新鮮な空気を吸うことができるという安心があるのが特急車両としては特異な点であります。
9:41水上駅着。
周囲を山に囲まれた静かな雰囲気のある駅でした。
以前はこの水上駅周辺に温泉街が栄えていたように車窓から見えたのですが、現在はそのほとんどが廃墟と化していました。
巨大なホテルの廃墟が徐々に崩壊しつつある様子も見えて廃れていく様がよくわかりました。
新幹線が止まらない温泉街はこのようにどんどん廃れていってしまうのがなんだか寂しくありました。
特急水上を下車して上越線の鈍行列車に乗り換えです。
9:47、水上駅を発車して最初の目的地である日本一のモグラ駅、土合駅を目指します。
群馬新潟長野旅行まとめ
・特急水上1号に乗り上野駅から旅が始まる 群馬新潟長野旅行 その1←今ここ
・日本一のモグラ駅、上越線の土合駅の462段階段を体験する 群馬新潟長野旅行 その2
・上越線湯檜曽駅のループ線を堪能する 群馬新潟長野旅行 その3
・足湯の「ゆびその湯」でのんびりする 群馬新潟長野旅行 その4
・湯檜曽の町に住む猫たち 群馬新潟長野旅行 その5
・六日町駅からほくほく線普通列車に久々の乗車 群馬新潟長野旅行 その6
・ほくほく線のトンネル駅、美佐島駅を訪問する 群馬新潟長野旅行 その7
・ほくほく線美佐島駅周辺を散策する 群馬新潟長野旅行 その8
・新潟県十日町市室野にある洞泉寺 群馬新潟長野旅行 その9
・洞泉寺の子育て地蔵(マリア観音) 群馬新潟長野旅行 その10
・十日町市松代の棚田や井戸を堪能する 群馬新潟長野旅行 その11
・直江津駅前通りの雁木造り 群馬新潟長野旅行 その12
・直江津駅からかつての寝台特急列車を改造した419系普通列車に乗る 群馬新潟長野旅行 その13
・この旅4つ目のトンネル駅、筒石駅に降り立つ 群馬新潟長野旅行 その14
・妙高号に乗って信越本線二本木駅のスイッチバックを堪能する 群馬新潟長野旅行 その15
・善光寺前立本尊御開帳で屋台巡行を堪能する 群馬新潟長野旅行 その16
・長野電鉄桐原駅で途中下車 群馬新潟長野旅行 その17
・長野新幹線で上野駅へ、そこで出会った列車とは!? 群馬新潟長野旅行 その18
写真はNikon D40xで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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