日本一のモグラ駅、上越線の土合駅の462段階段を体験する群馬新潟長野旅行その2

上野駅を7:20発の特急水上1号に乗り水上駅へとやって来て、水上駅9:47発の長岡行き普通列車に乗り込みました。
最初の目的地は土合駅です。
昨年の12月に猛吹雪の中この土合駅を訪れて遭難気分を味わったので、今度は春の土合駅を見てみたいと思ったのです。

→猛吹雪の中、上越線土合駅へと降り立つ冬の青春18きっぷの旅その5（とくとみぶろぐ）

この土合駅は上り線と下り線ではホームが全然別の場所にあります。
長岡行きの列車が入ってくる下り線のホームはトンネルの地下深くにあり、地上に出るまでに462段の階段を延々と上り続けなくてはなりません。
水上行きの列車が通る上り線は地上にホームがあるので階段はないのです。
僕が冬に訪れた時は上り線で降りて、階段を下って下り線ホームに行き長岡行きの列車に乗り込んだので、今回は逆のルート、つまり、水上から長岡行きの列車でトンネル内のホームに降り立ち、階段を上って地上の上りホームに出て水上行きの列車に乗り込むという計画です。

水上発9:47の普通列車は各ボックスシートがなんとなく埋まる程度の乗車率でしたが、湯檜曽駅で中学生の団体客が乗ってきたので一転して都会並みの満員列車となってしまいました。
9:56、土合駅に到着するとこの集団も下車したのです！
前回の訪問の時はこの山中のトンネル駅でたった一人佇むというとても心細い気持になり、もし電車が止まってしまったら本当に死の危険性があるのではないかという恐怖心も出てきた土合駅でしたが、今回はあまりにもたくさんの人で賑わう観光地気分になっていました。
とりあえずホームに人がいなくなったところで写真を1枚。

次に462段の階段上りへと向かうわけですが、見て下さいよこの混雑ぶり。

この土合駅は鉄道へ行く場合の谷川岳への入口となる駅であるので、暖かいシーズンになればこのように団体客が訪れる可能性もあるわけです。
冬とは全く違う賑やかな雰囲気の中、僕も階段を上りました。
ほぼ中間地点には休憩用のベンチが用意されています。

階段中に座れる場所はここしかないので足腰が弱い方はここで休んだ方がいいですよ。
僕は休みを入れずにガンガン上って行って、ついに462段に到達です。

わりとあっさりと上りついてしまいました。
まだまだ体力はあるようです（笑）
しかし！
この先の通路をまっすぐに進んでいくとこんな看板が見えてくるのです。

462段で終了ではなく、この先24段の短い階段も残っており、最終的には486段の階段を上らなければ改札口に辿り着くことはできないのですよ。

この通路の先に見えるのが、そのおまけの階段です。
これを上ればゴール！です。

うっすらと486の数字が見えますよね。

さて、冬は猛吹雪で見ることができなかった駅舎もちゃんと見てきました。

山小屋風のかなり大きな駅舎ですが、無人駅です。
次に上りホームへと移動しました。

冬はここでひざ上まで雪の中に埋もれたんだよなあなんて思い出に浸ったりしてきました。

9:56分にこの土合駅に到着したのですが、のんびりとここで休むことはせずに10:18発の水上行き普通列車に乗ることとします（平成21年（2009年）は）6月28日までの土曜・休日のみ運転の臨時列車）。
土合駅と水上駅の間にある湯檜曽駅が第2の目的地となります。
ここがまたかなりユニークな駅なんですよ。
その話はまた次回。

写真はNikon D40xで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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