盛岡から宮古まで秘境区間を行く山田線に乗車 夏の青春18きっぷの旅 その3

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青春18きっぷを使って上野駅から常磐線、そして東北本線を乗り継いで盛岡まで北上してきました。
ここからは山田線に乗り換えることにします。
山田線の車両はキハ110系の1両編成。
非電化単線のローカル線ですが、このキハ110系という車両はJR東日本のあちこちで見かけるものなのであまり風情がないのが残念です。
窓が開けばいいんですけど、開かないというのが一番痛いです。

16:30、盛岡駅発。
車内は立ち客がたくさん出るほどの大混雑です。
僕は進行方向逆の窓側の席を確保できたので、なんとか車窓を楽しむポジションを確保しました。
周囲を見渡すと地元の人と旅行者が半々くらいに思えました。
これなら車両数を増やしてもいいんじゃないかと思っていたのですが、盛岡から3つ目の上米内駅で地元っぽい人はほとんど降りてしまい、全員が余裕を持って座れるようになりました。

この上米内駅を出ると線路は渓谷沿いになり車窓が俄然楽しくなります。
周囲には人家はほとんどなく、どんどん山奥に入っていく感じになり、たまに見える道路も道幅の狭い1車線で、舗装はデコボコ。
秘境感漂う路線となり、極めつけは浅岸駅。

木製のホームで周囲には人工物はほとんどないまさに秘境駅でした。

浅岸駅から4つ目の川内駅構内には立派な給水塔がありました。

かつてSLへの水の補給のために使われていた設備で、これほどまでに完全な形で残っているものを僕は初めて見ました。
次の箱石駅には大きな集落が駅前にあり、営業中の個人商店も多数見ることができました。
その次の腹帯駅付近では細くて早い流れだった川がいつの間にか幅広でゆったりした流れに変わっていました。
山の中からだいぶ下りてきたことがこの景色からもわかります。

18:53宮古駅着。

盛岡駅で見たこのキハ110系はなんだかなあという感じだったけど、日が落ちて照明が当たるとなかなかいい雰囲気になっていました。

この日の宿泊は宮古ステーション古窯
宮古駅周辺にはあまりホテルの選択肢がなかったので、安さという点でこちらのホテルに宿泊しました。
ところが、このホテルで深夜事件が発生したのです。
その話はまた次回。

夏の青春18きっぷの旅まとめ
上野から仙台まで常磐線で北上する 夏の青春18きっぷの旅 その1
仙台から盛岡まで東北本線を北上する 夏の青春18きっぷの旅 その2
盛岡から宮古まで秘境区間を行く山田線に乗車 夏の青春18きっぷの旅 その3←今ここ
宮古駅から岩泉線の岩手刈屋駅へ 夏の青春18きっぷの旅 その4
夏に輝く岩泉線岩手刈屋駅 夏の青春18きっぷの旅 その5
秘境駅中の秘境駅、岩泉線押角駅 夏の青春18きっぷの旅 その6
岩泉線押角駅周辺を散策する 夏の青春18きっぷの旅 その7
宮古から花巻まで快速はまゆり4号に乗車する 夏の青春18きっぷの旅 その8
車窓に見える錦秋湖が美しい北上線に乗車 夏の青春18きっぷの旅 その9
奥羽本線院内駅周辺をレンタサイクルで周った後米沢へ 夏の青春18きっぷの旅 その10
峠の力餅を購入し、奥羽本線赤岩駅で下車する 夏の青春18きっぷの旅 その11
奥羽本線赤岩駅のスイッチバックの遺構を堪能する 夏の青春18きっぷの旅 その12
奥羽本線赤岩駅から山道を歩いて集落を目指す 夏の青春18きっぷの旅 その13
大雨の中、廃墟だらけの大平集落を歩く 夏の青春18きっぷの旅 その14
峠駅に短時間滞在してから帰宅の途へ 夏の青春18きっぷの旅 その15
大雨のため東北本線が運転見合わせでダイヤがずたずた。果たして上野に帰れるのか?(シリーズファイナル) 夏の青春18きっぷの旅 その16

写真はNikon D40xで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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