奥羽本線赤岩駅から山道を歩いて集落を目指す 夏の青春18きっぷの旅 その13

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奥羽本線赤岩駅。
そこはかつては周囲に人家が存在していたのですが、今ではもう人家は全くありません。
赤岩、イラ窪という集落はついに人口ゼロになり完全に朽ち果てた廃墟のみがそこにあるということです。
しかも既に草木に覆われてしまい夏の時期には到達することすら不可能という状態なのです。
そんな赤岩駅を利用する人がいるのかと言いますと、実はいるらしいのです。
では、駅から一番近い集落まで歩いて行ってみることにしましょう。
前回報告したようにスイッチバックの旧ホームを超えるとこのような未舗装の道が現れます。

赤岩駅周辺にある道はこの1本なので迷うことはありません。
この道を進んでいくと右下にトンネル跡が見えてきます。

上からでも線路が確認できるし、ここに入ってみたい気がしますが、大雨だし、夏草が茂っているしで到達は不可能でしょう。
諦めて先を進むことにします。
すると道は急な坂道になり、左右から木が覆いかぶさるようになってきます。

こんな山奥の中、どこにも人の気配がないこの道を歩くのはまさに恐怖でした。
しかし、道をよく見てみると自動車の轍跡があるではありませんか。

きっとJRの保線係りの人などが車で赤岩駅へとやってくるのでしょう。
でもここはかなりの急坂でもちろん未舗装で、崖の斜面は急で落ちたら大変なことになる場所なので、運転はきっと命がけだと思います。
さて、ここからは雨と恐怖でただただひたすらこの山道を登ることだけに集中し、写真を撮ることすら忘れて、約30分。
ついに森の中から人の香りがする開けた土地に出ることができました!

しかし、ここではさらなる驚きが待っているのです。
その話はまた次回。

夏の青春18きっぷの旅まとめ
上野から仙台まで常磐線で北上する 夏の青春18きっぷの旅 その1
仙台から盛岡まで東北本線を北上する 夏の青春18きっぷの旅 その2
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奥羽本線赤岩駅から山道を歩いて集落を目指す 夏の青春18きっぷの旅 その13←今ここ
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写真はNikon D40xで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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