夏の青春18きっぷを使って磐越西線の喜多方駅へとやってきました。
ここへ来た目的は喜多方ラーメンを食べるためでも喜多方の昔ながらの町を眺めるためでもなく、日中線の廃線跡をたどることなのです。
日中線とは喜多方と熱塩を結んでいた11.6kmの路線で、廃止直前には1日3往復の客車列車がディーゼル機関車に曳かれてゴトゴトと走っていました。
昭和59年(1984年)に廃止されたので、もう25年も経っていることになります。
そんな日中線の廃線跡の一部が現在サイクリングロードになっていると聞き、今回の旅を思い立ったわけです。
まずは喜多方駅前のレンタサイクルも扱っている民芸品屋さんで自転車を借ります。
1日で500円でした。
この自転車で喜多方駅から磐越西線の線路を山都駅方面に少し進みます。
すると右手にサイクリングロードらしきものが見えてきます。
とくに案内板は出ていませんがすぐにわかると思いますよ。
ここで磐越西線と日中線の線路が分岐していたわけです。
このサイクリングロードは自転車用の道と歩道が分かれていてウォーキングロードにもなっていました。
木々の緑と空の青さがとても気持ちよかったですよ。
しばらく進むとかつてこの日中線を走っていたSL、C11が展示されているのが見えてきます。
ここをこのC11が走っていた頃の様子を想像するとわくわくしてくるのですが、残念ながら車体にはクモの巣が張り巡らされ、傷み方もひどいものでした。
ちょっと悲しい気持ちにさせられてしまいましたが先に進むことにしましょう。
果たして、この先にはどんな日中線の遺構が待ち受けているのか。
その話はまた次回。
磐越西線と日中線廃線跡巡りまとめ
・ムーンライトえちごから磐越西線へ 夏の青春18きっぷの旅第4弾 その1
・「森と水とロマンの鉄道」磐越西線の車窓を満喫する 夏の青春18きっぷの旅第4弾 その2
・日中線廃線跡のサイクリングロードでSLのC11と出会う 夏の青春18きっぷの旅第4弾 その3←今ここ
・青い空と緑に包まれ爽やかな日中線廃線跡サイクリング 夏の青春18きっぷの旅第4弾 その4
・日中線記念館として保存されている日中線の終着駅、熱塩駅 夏の青春18きっぷの旅第4弾 その5
・日中線熱塩駅のキ100とオハフ61 夏の青春18きっぷの旅第4弾 その6
・再び磐越西線に乗車して喜多方駅から磐梯熱海駅へ 夏の青春18きっぷの旅第4弾 その7
・磐越西線磐梯熱海駅前にある足湯でのんびりする 夏の青春18きっぷの旅第4弾 その8(シリーズファイナル)
写真はNikon D40xで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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