山中を走る山田線で盛岡から宮古へ夏の青春18きっぷの旅2011 東北編その2

8月11日。
東北新幹線で盛岡までやって来て、これから山田線で宮古まで向かいます。
この旅は青春18きっぷの旅と言っていますが、実はこの日は18きっぷは使っていません。
東京から宮古までの普通乗車券を購入していたのです。
従って、この日を「夏の青春18きっぷの旅」と言うのは大変申し訳ないのですが、翌日からたっぷり18きっぷを使うということでお許し頂こうと思います。

11:04、山田線快速リアスに乗車。
山田線は盛岡から山岸までは割と都市部を走りますが、山岸を過ぎると一気に山の中になります。

あ、ポケモンがチラリと見えますが、これは同じボックスシートに乗り合わせた子供のもので、僕のポケモン帽子ではありません（笑）

山中を走っているかと思いきや、ちょっと開けた場所に出ると水田が広がります。

水田地帯のそばの集落に入ると上米内駅に到着です。

シンプルな木造駅舎で途中下車してじっくり見たくなりますが、盛岡から宮古に行く山田線の列車は1日本しかないので、ここはおとなしく乗り通すことにします。
さて、上米内駅を出ると列車はさらに山の奥深くに入って行きます。

まさに人里離れた山の中。
民家はごくたまにしか見られなくなります。
大志田、浅岸の2つの駅は1日に停まる列車の本数が4本、6本しかないという駅で、こんな駅も山田線にはあります。
次の区界駅で上り勾配区間が終わります。
その名の通りここが分水嶺となって、川の流れの方向も変わります。

それにしてもすごい景色です。
こんな山深い風景が山田線では続くのですよ。

川内駅と箱石駅の間には廃校となった学校の校舎を再利用している施設らしきものも見えました。

ここもいつかぜひ見学させていただきたい場所リストの中に入りました。
景色はだんだんと山を下って行き、開けた場所が多くなってきました。

水田脇には石造りの水路も見えます。

この水路の作り方も面白いですね。
谷あいに作った棚田に効率良く水を通すための工夫でしょうかね。

川幅もだいぶ広くなってきました。

海が近くなってきたこと、つまり終点の宮古に近づいてきたことがわかります。
13:03、終点の宮古着。

2年ぶりの宮古の町に到着です。
ここからは急いで三陸鉄道に乗り換えになります。
先の震災でまだ不通区間がある三陸鉄道北リアス線ですが、宮古から小本の間は既に復旧しているので、さっそく乗車してみようと思います。
その話はまた次回。

写真はNikon D90＋Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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