7月11日。
塩原温泉には源三窟という鍾乳洞があります。
ここは源氏ゆかりの洞窟で、僕は子供の頃から何度も訪れていた場所です。
今回は15年ぶりくらいに訪問してみました。
源三窟は塩原温泉の温泉街から箒川の上流方向に進んだはずれのところにあります。
あの上ですね。
まずは階段を上って行くわけですが、合計で111段あります。
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看板にもある通り段差が低いので歩きやすい階段です。
てくてくと進んでいくと、入り口らしきところが見えてきました。
階段を上り切って、さあ、鍾乳洞の中に入るぞと思ったところに、なぜかネコ登場。
どうやら歓迎のご挨拶に出てきてくれたようです。
しかし、まっすぐこちらに歩いてくるのかと思いきや、途中で方向を変えてこのポジションでじっとしていました。
愛想がいいんだか、悪いんだかよくわかりません。
源三窟への入場料は700円です。
窓口できっぷを購入すると、案内のおじさんが色々と説明をしてくれます。
源三窟には源有綱という人が隠れ住んでいたそうです。
有綱は源義経の娘婿で、頼朝から義経一族として追われて、この源三窟に隠れたそうです。
ところが、洞窟内で米をといだときに出たとぎ汁が洞窟外に出て、それが原因で追手に見つかってしまったという言い伝えがあります。
そんな話を聞いている時に、またしても先ほどのネコ登場。
せっかくいい話を聞いているのにネコに気を取られて頭に入ってきません(笑)
おじさんの話が終わるといよいよ鍾乳洞内に入ります。
こちらが入り口です。
この門をくぐると、なぜか一休さんがいました。
ゆるい、ゆるすぎます(笑)
源氏ゆかりのこの地に一休さんがいる意味がわかりません(笑)
鍾乳洞内に入るとさっそく米洗いの滝があります。
この源三窟にはポイントポイントで精巧な人形が展示されていて、当時の洞窟内での暮らしが再現されています。
ここにはお米をといでいる武将がいました。
鍾乳洞内は通年16度くらいの気温だそうです。
従って、夏は涼しく冬は暖かいのだそうですよ。
鍾乳洞は地下へと伸びています。
この階段を下りた先には有綱神社がありました。
小さな祠よりも、その横にある鍾乳石に目が行きます。
これだけ立派な形になるには相当な年月がかかったのでしょうね。
その先に洞窟内での食事風景の人形がありました。
何か和みますねえ。
この源三窟ができた由来も面白いです。
かつて塩原温泉一帯は塩原湖という湖だったそうです。
温泉成分を含む石灰岩の地層ができ、さらに地殻変動などで塩原湖が消滅して箒川となり、雨水によって石灰岩の地層が侵食されて鍾乳洞となって今にいたるとのこと。
昔は鍾乳洞は箒川の対岸まで伸びていたそうですが、地震などで崩落して現在の長さになっているそうです。
最初に見た、この写真の山の中に鍾乳洞があるということですね。
鍾乳洞を出ると、記念館とおみやげ屋さんがあります。
そこではオリジナルテレホンカードも売っていますよ。
また、洞窟内で発見された鎧兜の展示もされています。
見学を終えて、外に出てみるとまたしてもあのネコが登場。
今度はお見送りをしてくれているのでしょうかね。
こんな感じで、塩原温泉での散策スポットとして源三窟を訪れても面白いかもしれませんよ。
源三窟についての詳細はこちらから。
→塩原歴史探検 史跡鍾乳洞 源三窟
場所はここらへんです。
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撮影機材は以下のものです。
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED フルサイズ対応
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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