冬の青春18きっぷを使って上野から勝田へとやって来ました。
目的はもちろんひたちなか海浜鉄道湊線に乗るためです。
前回までは湊線の紹介や車両の紹介をしてきましたが、今回はいよいよ勝田から終点の阿字ヶ浦まで乗車してみたいと思います。
9:22、勝田駅を発車した列車には乗客はまばらでした。
お客さんをよく見てみると地元らしき人は本当に少なく、それ以上に鉄道ファンっぽい人がカメラ片手に乗車していたような気がします。
平日のこの時間帯だとこんなに乗客が少なくなってしまうものかと驚き、そして心配になってしまいました。
乗車したのはボックスシートで一人で占領することができました。
さて車窓はというと、最初は住宅地の間を縫うように走っていますが、しばらくたつと田園地帯や林の中を走るようになります。
絶景が広がるというわけではありませんが、関東平野の端っこを走っているということが想像できる感じでした。
那珂湊駅には車庫もあるので、湊線の車両をたくさん見ることができ、旧国鉄色の車両も見ることができましたよ。
勝田から那珂湊まではほぼ直線区間で、那珂湊駅をすぎると左に大きくカーブします。
車窓からは一瞬海が見えるので、海が近いということはわかるのですが、ごく短い時間しか海を確認することはできませんでした。
地図を確認すると確かに海が見えるポイントは一瞬だということがわかると思います。
そして9:48、終点の阿字ヶ浦駅に到着です。
わずか26分という短い区間ですが、その中にローカル線の醍醐味が凝縮されている気がしました。
単行、単線、無人駅、田園地帯、荒地、ワンボックス占領、古い車両、海・・・
何度も乗ってみたくなる路線です。
さてさて、阿字ヶ浦駅についてですが、これまた味がある駅なのですよ。
それについてはまた次回報告します。
冬の青春18きっぷ「茨城の旅」まとめ
・茨城県のローカル私鉄、ひたちなか海浜鉄道に乗車するため勝田へ 冬の青春18きっぷの旅 その8
・かつて北海道の大地を走っていたひたちなか海浜鉄道湊線のキハ22 冬の青春18きっぷの旅 その9
・ひたちなか海浜鉄道湊線乗車雑感 冬の青春18きっぷの旅 その10←今ここ
・ひたちなか海浜鉄道湊線の終着駅、阿字ヶ浦駅の長大ホームと給水塔 冬の青春18きっぷの旅 その11
・ひたちなか海浜鉄道湊線の終着駅、阿字ヶ浦駅の哀愁あふれる駅舎 冬の青春18きっぷの旅 その12
・水郡線で水戸から袋田へ 冬の青春18きっぷの旅 その13
・井戸や学校など見所満載の袋田の滝への徒歩行 冬の青春18きっぷの旅 その14
・トンネルを通るとそこは袋田の滝だった! 冬の青春18きっぷの旅 その15
・袋田の滝の新観瀑台からの眺めは本当にいいのだろうか!? 冬の青春18きっぷの旅 その16
・袋田駅から水郡線で安積永盛に出て東北本線で上野へ 冬の青春18きっぷの旅 その17
写真はNikon D40xで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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