秘境駅の中の秘境駅、岩泉線押角駅を堪能した後、8:30発の宮古行きの列車に乗り込みました。
残念ながら時間の関係上岩泉線の押角ー岩泉間を乗り残してしまいました。
ここは次回の課題ですね。
さて、乗車した列車は1両編成で乗客は僕を含めて約20名くらい。
大半が旅行者っぽいいでたちでした。
ボックスシートはほぼ埋まっていたので、仕方なく車端部のロングシートに座って外を眺めていると、突然ドン!という音が前方より聞こえてきました。
どうやら山側から倒木があったらしく、それに列車がぶつかってしまったようです。
運転台の前には木がぶつかった痕がはっきりと残っていました。
車両点検などを行って約10分後、運転再開となりました。
倒木なんて東京では考えられないことですから貴重な経験です。
9:22頃、宮古着。
ここで釜石線まわりで盛岡行きの快速はまゆり4号に乗り換えです。
この列車は3両編成で、釜石寄りの1両が指定席、後ろ2両が自由席で、どこの車両を見てもガラガラでした。
ただ、車両をよく見てみると指定席の車両と、その後ろの車両はなんと転換クロスシートだったのです。
通常の固いボックスシートよりもこちらの方が快適なので、2両目の自由席に乗り込むことにしました。
定刻よりやや遅れて9:26に発。
岩手刈屋や押角では快晴だった天気が宮古に戻ってきたら空にまたもや厚い雲が覆っていました。
宮古から釜石まだは時刻表を見てみると海沿いを走り、車窓から海を楽しめるかと思いきや、むしろ逆で海はほとんど見えず、ものすごい山の中を走る路線でした。
急勾配もあり、ノロノロと走る区間もあれば、長いトンネルもあり、そしてごくたまに海も見える。
なかなかに楽しい区間でしたよ。
釜石駅構内には転車台もありました。
今でも除雪車の方向転換で使用しているのでしょうね。
この釜石駅からは釜石線になります。
陸中大橋駅付近ではダイナミックなΩループを体験し、列車は民話の里、遠野駅へ。
ここら辺に来るとまた青空が見えてきました。
どうやら海沿いだけが天気が悪く、内陸部はいい天気だったようです。
さてさて、この遠野駅付近では両側に田園地帯が広がり、その遠くに山々があるみごとな盆地になっていました。
のんびりとした里山風景で、これならカッパが出てきてもおかしくないと思いました(笑)
12:05花巻着。
ここで途中下車してお昼ご飯にします。
その話はまた次回。
夏の青春18きっぷの旅まとめ
・上野から仙台まで常磐線で北上する 夏の青春18きっぷの旅 その1
・仙台から盛岡まで東北本線を北上する 夏の青春18きっぷの旅 その2
・盛岡から宮古まで秘境区間を行く山田線に乗車 夏の青春18きっぷの旅 その3
・宮古駅から岩泉線の岩手刈屋駅へ 夏の青春18きっぷの旅 その4
・夏に輝く岩泉線岩手刈屋駅 夏の青春18きっぷの旅 その5
・秘境駅中の秘境駅、岩泉線押角駅 夏の青春18きっぷの旅 その6
・岩泉線押角駅周辺を散策する 夏の青春18きっぷの旅 その7
・宮古から花巻まで快速はまゆり4号に乗車する 夏の青春18きっぷの旅 その8←今ここ
・車窓に見える錦秋湖が美しい北上線に乗車 夏の青春18きっぷの旅 その9
・奥羽本線院内駅周辺をレンタサイクルで周った後米沢へ 夏の青春18きっぷの旅 その10
・峠の力餅を購入し、奥羽本線赤岩駅で下車する 夏の青春18きっぷの旅 その11
・奥羽本線赤岩駅のスイッチバックの遺構を堪能する 夏の青春18きっぷの旅 その12
・奥羽本線赤岩駅から山道を歩いて集落を目指す 夏の青春18きっぷの旅 その13
・大雨の中、廃墟だらけの大平集落を歩く 夏の青春18きっぷの旅 その14
・峠駅に短時間滞在してから帰宅の途へ 夏の青春18きっぷの旅 その15
・大雨のため東北本線が運転見合わせでダイヤがずたずた。果たして上野に帰れるのか?(シリーズファイナル) 夏の青春18きっぷの旅 その16
写真はNikon D40xで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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