峠の力餅を購入し、奥羽本線赤岩駅で下車する 夏の青春18きっぷの旅 その11

夏の青春18きっぷの旅は今日で3日目に入ります。
まずはルートイン米沢で朝食をとりました。

最近のビジネスホテルの朝食はバイキング方式なので好き嫌いが多い僕でもがっつり食べることができていますよ。
ホテルをチェックアウトして米沢駅へ。
外は小雨が降っており、しかも天気予報ではこれからたくさん雨が降るらしく、この日は残念な天気になってしまいそうです。
でもこのまま小雨が続いてくれればなんとか楽しむことができそうな気も。

8:06、米沢発福島行きの奥羽本線普通列車に乗車。

この区間の普通列車は幹線であるにもかかわらず1日にたったの6往復しかないのですよ。
新幹線は最低でも1時間に1往復あるので、本数自体は少ないという感じはしないのですが、18きっぷで米沢ー福島を移動しようとすると実は大変だったりするのです。

さて、この普通列車は2両編成で乗客は1両に15人ほど。

米沢を発するとすぐ左右に山々が迫りこれからの山越え区間を予感させます。
次の関根駅で3人乗車。
米沢は大きな町でしたが、この関根駅周辺は「集落」という雰囲気でした。
関根を過ぎるとカーブが連続し、どんどん山を登っていきます。
大沢駅はスノーシェッドに覆われた駅で、ここが豪雪地帯であることがよくわかります。
その次の峠駅では名物峠の力餅の売り子がホームにいました。

12個入りで1000円です。
外はちょっと固めのお餅で、中はこしあん。
かなりおいしいので、峠駅を訪れた際はぜひ（ホームに売り子がいない時もあります）。

実はこの峠の力餅がこの日のスケジュールにとって重要な役割を担ったのです。
雨でなければ峠駅から2つ先の赤岩駅で下車するつもりでした。
ただ、赤岩で降りたら次の列車まで約5時間も時間があるので晴れていないときつい時間になってしまいます。
米沢駅で小雨が降っていたので、赤岩駅で降りることを諦めて昼食をあらかじめ買っておくことはなかったのですが、峠の力餅を買ったことで食料が確保できてしまいました。
外を見てみると霧がかかっているものの、雨は降っていないようで、もしかしたら赤岩で降りても5時間という時間を有意義に過ごすことができるのではないかと思って、思い切って下車することにしました。

この赤岩駅は、列車から降りたら車掌さんから「本当に降りるの？」と確認されるくらいの駅なのですよ。
一体どんな駅なのか・・・
その話はまた次回。

夏の青春18きっぷの旅まとめ
・上野から仙台まで常磐線で北上する 夏の青春18きっぷの旅 その1
・仙台から盛岡まで東北本線を北上する 夏の青春18きっぷの旅 その2
・盛岡から宮古まで秘境区間を行く山田線に乗車 夏の青春18きっぷの旅 その3
・宮古駅から岩泉線の岩手刈屋駅へ 夏の青春18きっぷの旅 その4
・夏に輝く岩泉線岩手刈屋駅 夏の青春18きっぷの旅 その5
・秘境駅中の秘境駅、岩泉線押角駅 夏の青春18きっぷの旅 その6
・岩泉線押角駅周辺を散策する 夏の青春18きっぷの旅 その7
・宮古から花巻まで快速はまゆり4号に乗車する 夏の青春18きっぷの旅 その8
・車窓に見える錦秋湖が美しい北上線に乗車 夏の青春18きっぷの旅 その9
・奥羽本線院内駅周辺をレンタサイクルで周った後米沢へ 夏の青春18きっぷの旅 その10
・峠の力餅を購入し、奥羽本線赤岩駅で下車する 夏の青春18きっぷの旅 その11←今ここ
・奥羽本線赤岩駅のスイッチバックの遺構を堪能する 夏の青春18きっぷの旅 その12
・奥羽本線赤岩駅から山道を歩いて集落を目指す 夏の青春18きっぷの旅 その13
・大雨の中、廃墟だらけの大平集落を歩く 夏の青春18きっぷの旅 その14
・峠駅に短時間滞在してから帰宅の途へ 夏の青春18きっぷの旅 その15
・大雨のため東北本線が運転見合わせでダイヤがずたずた。果たして上野に帰れるのか？（シリーズファイナル） 夏の青春18きっぷの旅 その16

写真はNikon D40xで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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