かつて東京各地に存在していた同潤会アパートですが、現在では2つのものしか残っていません。
ひとつは既に取り壊しが決定し誰も住んでいない三ノ輪アパート。
そしてもうひとつが今でも現役でたくさんの人が生活している上野下アパートです。
今回はまだ人の生活の匂いがしている同潤会上野下アパートについてレポートします。
上野下アパートは2棟からなっており、外から窓を見る限りではかなりの入居者がいる感じでした。
できるだけ現在進行形の生活が写らないように撮るのは難しかったです。
それにしても、都心なのに広めの共同の庭や物干しスペースがあるという空間はなかなか魅力的なものでありました。
大通りからも1本入ったところにあるので割と静かな雰囲気に思えました。
この上野下アパートの1棟に関しては1階が店舗になっていました。
床屋やクリーニング屋、居酒屋が入っており、そこに入ればこの上野下アパートを体感できるのでしょうね。
ところで、この同潤会上野下アパートには僕の好きなアレがあるのです。
次回はそれについてレポートします。
同潤会アパートまとめ
・未だ取り壊されずに残る同潤会三ノ輪アパート 同潤会アパートシリーズ その1
・同潤会三ノ輪アパートの崩壊しつつある美しさ 同潤会アパートシリーズ その2
・椿咲く同潤会三ノ輪アパート 同潤会アパートシリーズ その3
・同潤会三ノ輪アパートの固く閉ざされた門 同潤会アパートシリーズ その4
・現役として残り人の生活の匂いがする同潤会上野下アパート 同潤会アパートシリーズ その5←今ここ
・同潤会上野下アパートの井戸ポンプ 同潤会アパートシリーズ その6
・雨上がりの同潤会三ノ輪アパート 同潤会アパートシリーズ その7
写真はNikon D40xで撮影したものです。