同潤会アパートシリーズの第4回目も、取り壊されるのを静かに待つ三ノ輪アパートについてです。
まずは裏の通用口の門からです。
板が通され開くことはできなくなっており、その向こうの裏庭は植物が無秩序に生えてきていました。
下から上を見上げてみると、昭和初期の当時としては4階建てのアパートというのは、かなり珍しいものだったと想像できます。
この辺りは木造平屋建て、または2階建ての建物ばかりだったはずなので、この三ノ輪アパートは一際目立っていたのではないでしょうか。
今回撮影に行ったのは晴れの日だったので、次回は曇りの日または雨の日に撮影に行こうと思います。
この同潤会三ノ輪アパートにはちょっと物悲しい空気が似合うと思いますので。
同潤会アパートまとめ
・未だ取り壊されずに残る同潤会三ノ輪アパート 同潤会アパートシリーズ その1
・同潤会三ノ輪アパートの崩壊しつつある美しさ 同潤会アパートシリーズ その2
・椿咲く同潤会三ノ輪アパート 同潤会アパートシリーズ その3
・同潤会三ノ輪アパートの固く閉ざされた門 同潤会アパートシリーズ その4←今ここ
・現役として残り人の生活の匂いがする同潤会上野下アパート 同潤会アパートシリーズ その5
・同潤会上野下アパートの井戸ポンプ 同潤会アパートシリーズ その6
・雨上がりの同潤会三ノ輪アパート 同潤会アパートシリーズ その7
写真はNikon D40xで撮影したものです。
いみなしお
おー、まだ取り壊されずに残っていたのですね。取り壊しの前にいみなしおも様子を見に行ってみようかなと思っております。
同潤会アパート、今は取り壊されてありませんが、数年前、砂町アパートの一室にお邪魔したことがあります。やはり似たような雰囲気満点のつくりでしたが、トイレが水洗だったのを覚えています。定期的に補修すれば、まだまだ十分住めると思います。1箇所ぐらいは取り壊さずに残してやってもいいのに…