再生中の女川の町をぶらりと歩いてみる『秋の宮城への旅 2015』その3

11月7日。
久々に宮城県の女川に行ってきました。
石巻線の浦宿－女川間が再開されてから初めての訪問です。
今回は新しく生まれ変わった女川駅周辺の景色を紹介します。
現在女川駅前では商業施設のオープンに向けて工事が進んでいます。

12月の下旬にオープンらしいので、楽しみですね。
開業したら、どんなお店があるのかまた見に行ってみたいと思っています。
この施設のさらに先は港の方角です。
ただ、そちらの方向はまだ工事中のようでフェンスがありました。

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このフェンスの向こうには現在でも横たわっている建物があります。
これは女川交番です。
鉄筋コンクリートの建物も東日本大震災に伴う津波の力でこのような形になってしまったそうです。
撤去せずに、後世に伝えるために残しているのでしょうね。

女川駅前はまだほとんどが工事中ですが、民家もちらほらと立ち始めていました。
こちらは船具・機会工具・塗料のお店ですね。

奥にも工事中の建物が見えますね。
駅前の南側には高台がありました。

そこには大きな建物があります。
こちらは女川町地域医療センターです。

この高台を歩いてみることにします。
高台へはこの階段を上って行きます。

元々何の支柱なのかはわかりませんが、折れてしまっています。
フェンスの外側を見ると、信号の支柱がポキリ。

この階段を上った先で女川の町を高台から見下ろしてみます。

これが現在の女川町です。
中央左に建物がいっぱい見えますが、それが最初に紹介した工事中の駅前商業施設です。
これから女川の町もどんどん新しい建物ができて、この景色も来年にはきっとガラリと変わることでしょう。

この高台の中腹には慰霊碑もあり、ここでそっと手を合わせました。

津波の被害で亡くなった七十七銀行女川支店の行員のために造られたものです。

「命を守るためには高台へ行かなねばならぬ」
この教訓をしっかり胸に刻みたいと思います。

高台の一番上には床の間ガーデンがあります。

こういう和っぽいアートが誰もが見られる空間にあるのはいいですね。
この真横にはこんなモニュメントもあります。

この高台の上が津波の到達地点ということなのですが、ここはすごく高い場所なのですよ。
階段を見下ろしてみます。

下から高台を見てみます。

中央やや右側に丸いモニュメントが見えると思います。
あんな高いところまで水が到達したということですよね。
これは実際に自分の目で見なければどんなにすごいものなのか実感することは難しいでしょうね。
今回の散策は非常に考えさせられるものになりました。

次回はこの高台の上にあるおちゃっこクラブでの昼食の様子を紹介します。
続く。

写真はNikon D610+Nikon AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED及びSONY Cyber-shot RX100で撮影し、SILKYPIX Developer Studio Pro6でRAW現像しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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