宮古駅前でレンタサイクルを借りて宮古の町をサイクリングする夏の青春18きっぷの旅2011 東北編その7

8月11日。
山田線、三陸鉄道北リアス線とたっぷり鉄分を補給した後は、宮古駅前総合観光案内所でレンタサイクルを借りることにしました。
このレンタサイクルはなんと無料！
→復興支援!!! オレンジチャリ（宮古旅手帳）

後輪の泥除けがオレンジなのでオレンジチャリと名付けられています。
さっそく宮古の町をサイクリングしてみることにしましょう。
今回の一番の目的地は2年前にも訪れたことがある浄土ヶ浜です。
→極楽浄土のような景勝地・浄土ヶ浜岩手・三陸フリーきっぷの旅その8（とくとみぶろぐ）

さて、この宮古市は先の震災による津波被害が甚大だった地域です。
40m以上の津波が観測されたという報告もあります。
これから宮古駅前から浄土ヶ浜まで自転車で行く道のりには、被災地の真中を通っていくことになります。
以前見た風景とは全く異なる風景があることが予想されますが、その現実を見るために敢えて被災地を通ることにします。

宮古の町にはこんな古くて素敵な建物があちことにあります。

以前来た時にもこのような建物を見るだけで楽しかった記憶があります。
駅の近くは津波による被害はありませんが、だんだんと海に近づいていくにつれてこのような建物も増えてきました。

「解体OK」の赤い文字が描かれています。
過去の津波被害の記念塔も倒されていました。

このあたりまでは1階部分は浸水したけど、家が流されるというところまではなかった地域のようです。
しかし、昔ながらの町並みが残る宮古から、ここからだんだんと風景が変わってきます。

基礎のみが残されています。
その向こうに見えるさらに向こうが川の堤防です。
海の高さとそんなに変わらない場所にあった家は流されてしまし、高台の上にある家は残っているのもわかると思います。

海に面していなくてもここまでの被害が出てしまうことに驚きを隠せませんでした。

しばらく走ると宮古湾に出ます。
穏やかで美しい海がそこにはありました。

湾に面した市場も被害を受けている様子が見えました。

鉄筋コンクリートの建物は残っているようですね。

既にいつも通りの作業をしているらしき人々がたくさんいました。
次回はこの湾に面した町に自転車で入って行きます。
そこには2年前とは全く違う世界がありました。
続きはまた明日。

写真はNikon D90＋Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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