旅の終わりはムーンライトながら夏の青春18きっぷの旅第5弾その19

夏の青春18きっぷを使った旅もいよいよ佳境に入ってきました。
19:01に静岡駅に着いたので、東京に行くには通常だったら以下の乗り継ぎになります。

19:21　静岡
↓
20:36　熱海

20:41　熱海
↓
22:29　東京

しかし僕はこれには乗りませんでした。
その理由はこの旅がスタートしたムーンライトながらに乗車する前の東京駅ホームでの出来事に遡ります。

ムーンライトながらは23:10東京駅発ですが僕はだいぶ早い時間からホームでうろちょろしていました。
するとながらが来る10番線の隣。9番線に普段東京駅では見かけない車両が入線してきたのです。

（静岡駅で撮影）

そう、かつてムーンライトながらで使われていた373系です。
その時時間を見てみると22:43。
時刻表を確認してみるとこの列車は19:30静岡発の普通列車だということがわかりました。
それから旅の間この列車のことを考えてきて、帰り道は中央本線経由の予定から東海道本線経由に変更したことから、なんとしても373系に乗ろうと思っていました。
列車の遅れなどがありましたが、なんとか静岡発19:30には間に合うことができましたので、乗車することにします！

19:30、静岡発東京行き普通列車、373系に乗車。
静岡の駅ビル内にはいっていたおみやげやさんでお弁当を買い、夕食を食べたり、本を読んだりしながら夜の東海道をひたすら東京へと向かいます。
車窓を楽しむことはできないけど、373系の車両を楽しむことはたっぷりとできました。

22:43、東京駅9番線に到着。
ちょうど3日前に旅立った同じホームへと帰ってきました。
でもこれで旅は終りではありません。
最後にムーンライトながらの出発を見送るという仕事が残っているのです。

22:56、東京駅10番線にながらが入線。

たくさんの旅人を車内に飲み込み、大垣へとながらは旅立って行きました。

ムーンライトながらに初めて乗車、和歌山電鉄のたま電車やいちご電車、紀州鉄道、伊勢神宮への参拝、参宮線、名松線、武豊線などたくさんのイベントがこの旅にはありました。
しかし、最後の最後で旅のスタートであったながらをこうして見送ることができたのは感慨深いものがあります。
そして現在のムーンライトながらの車両とかつてのムーンライトながらの交錯。
様々な想いを残し、この旅を終えようと思います。

この旅は平成21年（2009年）9月2日～5日に実施しました。

写真はNikon D40xで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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