秩父フリーきっぷを使った秩父日帰り旅行レポートの第4回は秩父鉄道のSLパレオエクスプレス号についてです。
まずは長瀞駅のSL乗り場へと向かいます。
長瀞駅の1番線は熊谷方面、2番線は三峰口方面で、この2つは各駅停車と急行が使用するホームになります。
そして3番線がSL専用となるようです。
この3番線ホームでしばらく待っていると、
来た!
C58363に牽引された4両編成の12系客車です。
この12系客車は車齢は高いのだろうけど、よく手入れされていてきれいなものでした。
車体の横には秩父鉄道のロゴマークがあります。
車内は秋らしく、いちょうや紅葉、柿の飾りつけがされており、さらに沿線に住む子供達のSLの絵も展示されていました。
こういう手作り感が地方のローカル私鉄ならではの細かい気配りに思えます。
この12系客車に乗り込み、長瀞から三峰口へと向かってきます。
カーブのところでは先頭のSLが微妙に見ることができました。
前の方の窓からも人々が顔を出して外を見ているのがわかります。
もう寒い季節なんだけど窓を開けていれば、煙の匂いや煤がダイレクトに飛んでくるので、SLが走っているというのがよく伝わってくるのです。
SLの動輪が回転する音、警笛の音、客車が線路と線路の隙間を越える時のゴトゴトという音が耳に入ってきてます。
されに心地良い振動も体に伝わってきて、視覚、聴覚、嗅覚だけでなく体の心までSLを感じることができるのですよ。
長瀞から終点の三峰口まで1時間程の乗車時間でしたが、それが本当にあっという間に時間が経ってしまいました。
実は秩父鉄道のSLのポイントは乗車するだけではないのです。
ここ三峰口駅ではターンテーブルによるSLの方向転換作業を見ることができるのですよ。
その話はまた次回。
注:
残念ながら今年(2008年)のSLパレオエクスプレスの運行は終了してしまいました。
来年(2009年)の運転スケジュールは下記リンクを参照してください。
→SLパレオエクスプレス★2008ラストランおよび2009年運行スケジュールについて
秩父日帰り旅行まとめ
・秩父フリーきっぷで池袋から秩父へ 秩父日帰り旅行 その1
・素晴らしい駅舎がある秩父鉄道長瀞駅 秩父日帰り旅行 その2
・長瀞渓谷でスープたこやきを食す 秩父日帰り旅行 その3
・秩父鉄道SLパレオエクスプレス号で長瀞から三峰口へ 秩父日帰り旅行 その4←今ここ
・秩父鉄道三峰口における転車台でのSLパレオエクスプレス号の方向転換 秩父日帰り旅行 その5
・SL全盛時代の面影を残す秩父鉄道三峰口駅 秩父日帰り旅行 その6
・季節の色を感じさせる贄川宿 秩父日帰り旅行 その7
・秩父鉄道三峰口周辺の井戸 秩父日帰り旅行 その8
・秩父名物ちちぶ餅を食べながら東京への帰途へ 秩父日帰り旅行 その9
写真はNikon D40xで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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