9月1日。
函館本線の砂原線を乗りつぶした後は江差線に乗ることにしました。
サボには「函館ー木古内ー江差」と書かれています。
ルートを地図で確認してみましょう。
函館を出て函館湾を反時計回りでぐるっと半周し、海峡線との分岐点である木古内を通り、そこからは内陸部の峠越区間となり、最後は日本海沿いの江差へと向かう路線です。
10:12、函館発江差行き普通列車に乗車。
1両編成の車内の座席はほぼ埋まるほどの盛況ぶりでした。
先程の地図で確認したようにしばらくは函館湾に沿って走ります。
少しずつ函館の町から離れていき、上磯ー茂辺地間では正面に函館山を見ることができます。
・前夜はあの山の展望台から夜景を眺めていたのだと考えるとなかなか感慨深いものがあります。
木古内で上下線交換のためにしばらく停車したので、乗車したキハ40を撮影。
こうやって部分的に切り取るのもありですね。
木古内を出ると左に向かって海峡線が分岐していきます。
函館から木古内までは海峡線の列車が取るために電化区間でしたが、木古内から江差までは非電化区間になります。
これまでの海の景色から、一気に内陸部の田園地帯となり、穂を実らせた稲がまぶしく輝いていました。
田園地帯を通りすぎると峠超え区間に入り、人工物がほとんど見えないまるで秘境のような地域に入ります。
この秘境区間を抜けると板切れホームの神明駅になります。
この駅の形態も北海道らしいですね。
終点の江差駅に近くなると左手にぽーんと海が現れます。
海から山深い地域へ、そしてまた海へとうようにこの江差線の車窓変化も面白いものでした。
12:34、江差着。
これにて江差線を完乗し、この日の目的である青森・函館フリーきっぷの北海道側フリー区間で未乗となっていた路線を全て乗り潰すことができました。
次回は江差駅についてレポートします。
男4人の青森旅行→男一匹道南青森の旅まとめ
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・函館本線森駅でキハ40を撮影する 男一匹道南青森の旅 その14
・砂原線の各駅舎を撮影する 男一匹道南青森の旅 その15
・海から山へ、そして海へという江差線を完乗する 男一匹道南青森の旅 その16←今ここ
・海沿いの小さな駅である江差駅 男一匹道南青森の旅 その17
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写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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