8月31日。
五所川原であげたいを食べたかったのにお店が臨時休業のためお預けにされてしまい、失意のどん底のまま青森駅へと向かったのです。
この旅行記は男4人の遅れてやってきた修学旅行のようなお話です。
登場人物は以下の4人。
和男さん:ソフト鉄。昔の鉄道について結構詳しい。模型も持っている。
いみなしおさん:かなりの鉄。青春18きっぷであちこち旅に出る程の鉄道好き。
裕一さん(上州屋):かなりの鉄。旅好きなのはもちろん車両についての専門知識も豊富。
とくとみ:僕です。そこそこの鉄。
五所川原から真っ直ぐ青森駅へ向かってもレンタカーの返却時間に大分余裕がありそうだったので、ちょっと寄り道することにしました。
新青森駅です。
東北新幹線の新青森まで全通は12月4日で、その日に向けての工事が急ピッチで行われています。
駅前のロータリーはまだ完成には程遠い状態でした。
この時点で開業まで残り3ヶ月。
もう時間は残り少ないようですが、きっちり期限までに仕上げてくるのでしょうね。
駅前はと言うと、みごとなまでに何もありません。
駅からちょっと離れた国道沿いには大型店舗などがあって栄えている様子でしたが、民家はほとんど見られませんでした。
でも奥羽本線の新青森駅を利用している人は数人見かけたので、新幹線駅の反対側に町があるのかもしれません。
この新青森駅開業で東北方面のJRのダイヤが大幅に変更になり、今回も使っている便利なフリーきっぷである青森・函館フリーきっぷも廃止されてしまいます。
青森方面への旅行にとても便利な切符だったので、ぜひ同種の切符を発売して欲しいものです。
新青森から青森駅へは車で10分ちょっとくらいだったかな。
目の前に青森県観光物産館アスパムの三角形の建物が見えてきて、青森駅近くに帰ってきたなという感じがします。
そして青森駅着。
ここでレンタカーを返却しました。
この青森駅からはそれぞれが別ルートで東京へ帰ることになります。
和男さんといみなしおさんは八戸経由で新幹線で。
裕一さん(上州屋)はブルートレインのあけぼので来たときと逆のルートを辿ります。
ところが青森駅の改札口に行ってみると、
なんとあけぼの運休。
この旅では何度も予定が狂わされましたが、最後の最後に来て列車が走らないという最大級の激震が走りました。
しかし、あけぼのでなくとも、特急で八戸へ出て、そこから新幹線で東京に戻るというルートは余裕で可能なので、みどりの窓口でそのルートに変更してもらいました。
つまり、和男さん、いみなしおさん、裕一さん(上州屋)は同じ新幹線で東京に帰るということになったのです。
え?僕はどうすのかって?
僕が乗るのはこの列車。
函館行きのスーパー白鳥21号です。
僕は青森駅でみんなと別れて北海道へと向かうのです。
八戸へ向かう特急よりも函館に向かう列車が先に発車するのでみんなにお見送りをしてもらいました。
(撮影:いみなしおさん)
まさかこの青森の地でお見送りをされて旅立つなんてことがあるとは思っていなかったので、なんだかくすぐったいような感覚です。
18:12、僕は函館行き特急スーパー白鳥21号に乗車。
18:46、和男さん、いみなしおさん、裕一さん(上州屋)の3人は八戸行き白鳥32号に乗車。
19:49、八戸着。
20:00、八戸発東京行きはやて32号に乗車。
23:08、3人は無事に東京に到着です。
2日間で4度も予定変更を強いられる旅となりましたが、遅れもなく旅を終えることができたようです。
男4人で修学旅行のような青森への旅に行ってきました。
何度もトラブルを乗り越えてさらなる友情を深めることができたことでしょう。
こんな旅もいいものですね。
和男さん、いみなしおさん、裕一さん(上州屋)、また一緒に旅をしましょう!
さて、北海道へと向かった僕が一体どうなったかというのは次回からのお話になります。
次回からは「男4人の青森旅行」から「男一匹道南青森の旅」というシリーズ名になります!
男4人の青森旅行まとめ
・寝台特急あけぼのからその旅は始まる 男4人の青森旅行 その1
・昭和レトロを感じさせる寝台特急あけぼに青森駅まで乗車する 男4人の青森旅行 その2
・青森駅にて寝台特急あけぼのを撮る 男4人の青森旅行 その3
・縄文文化に触れることができる三内丸山遺跡を見学する 男4人の青森旅行 その4
・下北半島を北上し恐山を目指す 男4人の青森旅行 その5
・恐山の死の世界の中で温泉入浴 男4人の青森旅行 その6
・脇野沢の民宿ドームに宿泊する 男4人の青森旅行 その7
・下北半島から津軽半島へむつ湾フェリーでショートカット! 男4人の青森旅行 その8
・雨と晴れの境目の蟹田から十三湖への津軽半島横断 男4人の青森旅行 その9
・津軽鉄道の撮影と斜陽館見学 男4人の青森旅行 その10
・青森駅にて―それぞれの旅立ち 男4人の青森旅行 その11←今ここ
・函館山から函館の夜景を眺める 男一匹道南青森の旅 その12
・特急スーパー北斗1号で函館から森へ 男一匹道南青森の旅 その13
・函館本線森駅でキハ40を撮影する 男一匹道南青森の旅 その14
・砂原線の各駅舎を撮影する 男一匹道南青森の旅 その15
・海から山へ、そして海へという江差線を完乗する 男一匹道南青森の旅 その16
・海沿いの小さな駅である江差駅 男一匹道南青森の旅 その17
・蟹田駅周辺で特急白鳥を撮影する 男一匹道南青森の旅 その18
・蟹田から三厩まで津軽線に乗車する 男一匹道南青森の旅 その19
・特急急行天国の朝の青森駅 男一匹道南青森の旅 その20
・オーシャンビューの大湊線に乗車する 男一匹道南青森の旅 その21
・大湊駅と下北駅の駅舎を撮影する 男一匹道南青森の旅 その22
・下北交通大畑線の廃線跡を下北バスの中から発見する 男一匹道南青森の旅 その23
・未成線の大間線の遺構をバスの中から撮影する 男一匹道南青森の旅 その24
・下風呂温泉のアーチ橋を見学する 男一匹道南青森の旅 その25
・下風呂温泉駅の足湯と鮭ハラス定食 男一匹道南青森の旅 その26
・大間線と大畑線の遺構よ永遠なれ 男一匹道南青森の旅 その27
・東北本線野辺地駅にて撮影する 男一匹道南青森の旅 その28
・青森駅近くにある「客車の墓場」へ 男一匹道南青森の旅 その29
・寝台特急あけぼので旅は終わり、そして後日談 男一匹道南青森の旅 その30
写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。
似たテーマの記事はこちら
この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
記事内容や写真使用に関するお問い合せ、記事広告の作成、広告掲載、取材依頼のご相談などは下記リンクからお願いします。イベント取材、旅レポート、製品レビューなどの依頼は大歓迎です。
→お問い合わせメールフォーム
詳細なプロフィールはこちらから。
→プロフィール