昭和レトロを感じさせる寝台特急あけぼに青森駅まで乗車する 男4人の青森旅行 その2

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8月29日。
上野発の夜行列車に4人の男が乗り込みました。

和男さん:ソフト鉄。昔の鉄道について結構詳しい。模型も持っている。
いみなしおさん:かなりの鉄。青春18きっぷであちこち旅に出る程の鉄道好き。
裕一さん(上州屋):かなりの鉄。旅好きなのはもちろん車両についての専門知識も豊富。
とくとみ:僕です。そこそこの鉄。

寝台特急あけぼのの開放B寝台の1区画に4人で乗車したために、擬似コンパートメントのような雰囲気になりました。
ところで、今回使用した切符ですが、平成22年(2010年)11月27日に発売されるのを最後に販売終了となってしまう青森・函館フリーきっぷです。
もちろんこの時にはそんなことを知る由もなく、ずっとこのきっぷがあるものだと思い込んでいました。

さて、あけぼので使用されている車両は昔懐かしいブルートレインです。
青い車体は昭和の時代に製造されたもので、そこかしこに昭和テイストを見ることができます。
まずは窓際にある小さなテーブルの下にあるセンヌキ。

昔の飲み物はビンで売られていたものが多かったので車内にセンヌキがあったのです。
車内のセンヌキを見られるのは今ではもう滅多にありません。
あ、写真に写っているビンのペリエの蓋は回せば開くので、このセンヌキを使う必要はありません。

次は「寝台使用中は禁煙」という表示。

車内禁煙はもう当たり前なのですが、以前は自由に吸うことができた時代がありました(一部の個室寝台、長距離列車に喫煙スペースはまだ残っています)。
ただ、寝タバコはやはり禁止だったようです。

あけぼのに乗ったら必ずチェックしたいのがこちらの飲料水のタンクです。

紙コップもついています。
車端部にある洗面台のところにこれはあるので、あけぼの乗車の際はぜひ見て欲しいものです。
ただ、特に冷たくもないし美味しくもないのが残念なところではあります。

そんな懐かしいものを発車前に撮影し、いぜ発車となって始まったのが宴会です。
他のお客さんに迷惑にならない程度に楽しませていただきました。
僕以外の和男さん、いみなしおさん、裕一さん(上州屋)は上野駅近くの居酒屋さんに既に出来上がった状態でした。


(撮影:いみなしおさん)

こんなおいしそうな焼き鳥を食べていたようです。
じゅるじゅる。
従って、宴会と言ってもおとなしいもので、翌日のプランを話しあったり、鉄道談義で盛り上がったり、車内探検をしたりというとてもかわいらしいものでした。

日付が変わろうとする頃に就寝です。

8月30日。
朝6:00起床。
進行方向左手には日本海が見えてきました。

天気もいいし、絶好の旅行日和です。
6:45、秋田着。
ここで4分間程停車している間にホームまで駅弁売りのおじさんが来てくれます。
あけぼのには車内販売はないので、乗車前に朝食を確保していない人はここに殺到します。
ちなみに3号車付近で販売するので、停車前に移動しておくといいでしょう。

駅弁は種類豊富とは言えませんが、3種類程ありましたかね。
僕は上野駅でおにぎりを買っていたので、他の3人の方はここで駅弁を買いました。
みんなが駅弁を買っている隙に、僕はあけぼのと記念撮影。

ベスト姿の人が裕一さん(上州屋)です。
上州屋に勤めているわけでも、釣りが好きでもないのですが、ベストを着ていて釣りをやっているっぽく見えるというだけで上州屋というアダ名になっています。

6:49、秋田発。
東能代付近では五能線の姿も見えました。

しかもタラコ色。
いいなあ、あっちにも乗りたいなあ。

朝食を食べ終えると、みんなは朝寝タイムに入りました。

右が和男さんで左がいみなしおさん。
窓の向こうには黄金色に輝く稲も見えますね。
線路際にはすすきが生えている姿も見えて、真夏の暑さなんだけれども秋の到来も感じさせます。

弘前付近では岩木山もきれいに見えましたよ。

9:56、青森着。
上野を出発してから12時間41分。
時間にしてみるとものすごく長く感じますが、みんなでわいわいやりながら乗っていると、この時間でもあっという間に感じます。

青森に到着したら、今度は今まで乗ってきたあけぼのの撮影会が始まりました。
その話はまた次回。

男4人の青森旅行まとめ
寝台特急あけぼのからその旅は始まる 男4人の青森旅行 その1
昭和レトロを感じさせる寝台特急あけぼに青森駅まで乗車する 男4人の青森旅行 その2←今ここ
青森駅にて寝台特急あけぼのを撮る 男4人の青森旅行 その3
縄文文化に触れることができる三内丸山遺跡を見学する 男4人の青森旅行 その4
下北半島を北上し恐山を目指す 男4人の青森旅行 その5
恐山の死の世界の中で温泉入浴 男4人の青森旅行 その6
脇野沢の民宿ドームに宿泊する 男4人の青森旅行 その7
下北半島から津軽半島へむつ湾フェリーでショートカット! 男4人の青森旅行 その8
雨と晴れの境目の蟹田から十三湖への津軽半島横断 男4人の青森旅行 その9
津軽鉄道の撮影と斜陽館見学 男4人の青森旅行 その10
青森駅にて―それぞれの旅立ち 男4人の青森旅行 その11
函館山から函館の夜景を眺める 男一匹道南青森の旅 その12
特急スーパー北斗1号で函館から森へ 男一匹道南青森の旅 その13
函館本線森駅でキハ40を撮影する 男一匹道南青森の旅 その14
砂原線の各駅舎を撮影する 男一匹道南青森の旅 その15
海から山へ、そして海へという江差線を完乗する 男一匹道南青森の旅 その16
海沿いの小さな駅である江差駅 男一匹道南青森の旅 その17
蟹田駅周辺で特急白鳥を撮影する 男一匹道南青森の旅 その18
蟹田から三厩まで津軽線に乗車する 男一匹道南青森の旅 その19
特急急行天国の朝の青森駅 男一匹道南青森の旅 その20
オーシャンビューの大湊線に乗車する 男一匹道南青森の旅 その21
大湊駅と下北駅の駅舎を撮影する 男一匹道南青森の旅 その22
下北交通大畑線の廃線跡を下北バスの中から発見する 男一匹道南青森の旅 その23
未成線の大間線の遺構をバスの中から撮影する 男一匹道南青森の旅 その24
下風呂温泉のアーチ橋を見学する 男一匹道南青森の旅 その25
下風呂温泉駅の足湯と鮭ハラス定食 男一匹道南青森の旅 その26
大間線と大畑線の遺構よ永遠なれ 男一匹道南青森の旅 その27
東北本線野辺地駅にて撮影する 男一匹道南青森の旅 その28
青森駅近くにある「客車の墓場」へ 男一匹道南青森の旅 その29
寝台特急あけぼので旅は終わり、そして後日談 男一匹道南青森の旅 その30

写真はNikon D90Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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