縄文文化に触れることができる三内丸山遺跡を見学する 男4人の青森旅行 その4

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8月30日。
男4人でブルートレインのあけぼので上野駅から青森駅へとやってきました。

このシリーズは4人の男が青森を巡った旅をレポートするものです。
登場人物は以下の4人です。
和男さん:ソフト鉄。昔の鉄道について結構詳しい。模型も持っている。
いみなしおさん:かなりの鉄。青春18きっぷであちこち旅に出る程の鉄道好き。
裕一さん(上州屋):かなりの鉄。旅好きなのはもちろん車両についての専門知識も豊富。
とくとみ:僕です。そこそこの鉄。

青森駅から出た僕たちがまず向かった先はいろは食堂です。
いろは食堂は海鮮丼で有名なところで、青森を訪れたならば行ってみるべきと言われているところです。
ところが、お店の前に行ってみるとシャッターが降りているではありませんか。
情報によると朝からやっているはずなのですが、、、
どうしようかとシャッターの前で途方にくれていると、シャッターが開いて中からお店の方が出てきました。
そして「すみません。お店が移転するので、ここはもう閉めちゃったんですよ(津軽弁で)」
どうやら8月22日で営業が終了して、9月初旬の移転先での営業開始の準備に入っていたようです。
僕らが行ったのが8月30日。
一歩遅かったようです。
その代わりに、駅前にあった埼玉屋食堂で食事をとることにしました。

食べたのは肉うどんです。

青森は北国ということで夏でも涼しいというイメージがあるかもしれませんが、今年に関しては東京と同様、もしくはそれ以上に暑い日もあったということです。
そんな暑さの中、修行のように熱いうどんを食べてきました。
ちなみにこの埼玉屋食堂の名前の由来は、ご先祖が埼玉から青森に来てお店を始めたということで、出身地から取ったそうです。

食事を終えた後はもう一度青森駅に戻り、駅レンタカーで予約していた車を借りました。
まず運転するのは和男さん。
4人の中で唯一車を持っているので、まず最初のドライバーになってもらいました。
僕はというと、免許証は持っているものの、長年車の運転はしていないので、運転手の頭数には最初から入れないでもらいました。

まず最初に向かった先はいみなしおさんリクエストの三内丸山遺跡です。
その途中これから開業する東北新幹線の橋梁の下を通りました。

試運転の車両が通ってくれたらいいのですが、その情報は残念ながら持っていなかったのでここは車から見るだけでスルーします。

そして三内丸山遺跡に到着。

ここは以前青森駅からレンタサイクルで来たこともあるくらいなので、車だとものの10分ちょっとです。
遺跡見学は入場無料というのもうれしいところです。

かつての縄文文化に触れることのできるこの施設はいつ来ても歴史の悠久さを感じさせてくれます。
復元された小屋の中にも入ることができ、縄文人たちの生活の一端にも触れられます。

こちらは現在復元中。

あ、小屋から縄文人、じゃなくて和男さんが出てきた。

三内丸山遺跡で一番のランドマークであるこの謎の建築物の向こうには東北新幹線の線路が見えました。

東北新幹線青森開業により、遺跡と新幹線という新旧の顔合わせが見られるわけです。

このような外の復元遺跡と同じように室内で出土物などの展示も見学できます。

土偶や出土された木材。

この木材から先にあげたような建築物があったのではないかという推測がなされるようです。

縄文人気分になるために衣装の貸出もされています。

こんな縄文人コスプレをするのも記念にいいでしょう。
見学施設のラストにはこんな人形が待っています。

「ムラの外には新しい世界が広がっている。未来に向かって歩き出そう。」
若者がムラを出て行くのはちょっとどうかと思うけど、何となく前向きにさせてくれるラスト展示でした。

三内丸山遺跡の見学の後は、この日の宿泊地である下北半島の西側にある脇野沢に向かいます。
その話はまた次回。

男4人の青森旅行まとめ
寝台特急あけぼのからその旅は始まる 男4人の青森旅行 その1
昭和レトロを感じさせる寝台特急あけぼに青森駅まで乗車する 男4人の青森旅行 その2
青森駅にて寝台特急あけぼのを撮る 男4人の青森旅行 その3
縄文文化に触れることができる三内丸山遺跡を見学する 男4人の青森旅行 その4←今ここ
下北半島を北上し恐山を目指す 男4人の青森旅行 その5
恐山の死の世界の中で温泉入浴 男4人の青森旅行 その6
脇野沢の民宿ドームに宿泊する 男4人の青森旅行 その7
下北半島から津軽半島へむつ湾フェリーでショートカット! 男4人の青森旅行 その8
雨と晴れの境目の蟹田から十三湖への津軽半島横断 男4人の青森旅行 その9
津軽鉄道の撮影と斜陽館見学 男4人の青森旅行 その10
青森駅にて―それぞれの旅立ち 男4人の青森旅行 その11
函館山から函館の夜景を眺める 男一匹道南青森の旅 その12
特急スーパー北斗1号で函館から森へ 男一匹道南青森の旅 その13
函館本線森駅でキハ40を撮影する 男一匹道南青森の旅 その14
砂原線の各駅舎を撮影する 男一匹道南青森の旅 その15
海から山へ、そして海へという江差線を完乗する 男一匹道南青森の旅 その16
海沿いの小さな駅である江差駅 男一匹道南青森の旅 その17
蟹田駅周辺で特急白鳥を撮影する 男一匹道南青森の旅 その18
蟹田から三厩まで津軽線に乗車する 男一匹道南青森の旅 その19
特急急行天国の朝の青森駅 男一匹道南青森の旅 その20
オーシャンビューの大湊線に乗車する 男一匹道南青森の旅 その21
大湊駅と下北駅の駅舎を撮影する 男一匹道南青森の旅 その22
下北交通大畑線の廃線跡を下北バスの中から発見する 男一匹道南青森の旅 その23
未成線の大間線の遺構をバスの中から撮影する 男一匹道南青森の旅 その24
下風呂温泉のアーチ橋を見学する 男一匹道南青森の旅 その25
下風呂温泉駅の足湯と鮭ハラス定食 男一匹道南青森の旅 その26
大間線と大畑線の遺構よ永遠なれ 男一匹道南青森の旅 その27
東北本線野辺地駅にて撮影する 男一匹道南青森の旅 その28
青森駅近くにある「客車の墓場」へ 男一匹道南青森の旅 その29
寝台特急あけぼので旅は終わり、そして後日談 男一匹道南青森の旅 その30

写真はNikon D90Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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