恐山の死の世界の中で温泉入浴 男4人の青森旅行 その6

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8月30日。
下北半島を北上した僕らはあの恐山に到着しました。

この旅行記は男4人の遅れてやってきた修学旅行のようなお話です。
登場人物は以下の4人。
和男さん:ソフト鉄。昔の鉄道について結構詳しい。模型も持っている。
いみなしおさん:かなりの鉄。青春18きっぷであちこち旅に出る程の鉄道好き。
裕一さん(上州屋):かなりの鉄。旅好きなのはもちろん車両についての専門知識も豊富。
とくとみ:僕です。そこそこの鉄。

まずは入り口で入山券を500円で購入し、霊場の入口となる山門へ向かいます。

ここは死の国への入り口でもあるのです。
山門前には僕がここを訪れる前に抱いていたイメージである風車がカラカラと回っていました。

山門をくぐると本堂があり、そこでお参りをしました。
その本堂の裏手から無間地獄が広がります。

地表から噴出される硫黄によりほとんど生物のいない世界。
振り返ると荒涼とした世界と向こうの山々の生命感溢れる姿が対照的でした。

ひとつひとつ積まれた小石は魂の数を表しているのか。

どこまでも続く地獄の風景に僕たち4人は言葉を失います。

風車が回転する様子を動画撮影したので、ぜひこの地獄風景を一緒に体験して欲しいと思います。

無間地獄の山を下りると、そこには宇曽利山湖があります。

恐山側はこのように生き物の気配すらありません。
ここも死の世界です。
湖のそばにいる3人が一緒に旅行した和男さん、いみなしおさん、裕一さん(上州屋)です。

湖畔には佇む頬かむりしたお地蔵さんがこの寂しい風景の中凛と立っていました。

こういう風景大好きです。

詩の世界を体感した後は境内にある薬師の湯に入ってきました。

最初に買った500円の入山券でこの温泉にも入ることができます。
中はとてもシンプルで洗い場はありませんでした。

お湯は硫黄泉でかなりの刺激があり、ちょっと入っただけでも肌がチクチクしてきました。
注意書きに「入浴時間は3分~10分程度とし、長湯しないようご注意下さい。」とあるくらいなので、5分くらいで切り上げることに。
さすが霊場恐山の温泉です。
これくらい恐ろしげな方が雰囲気が出てよいと思います。

入浴後は恐山を下山し、この日の宿泊地へと向かいました。
その話はまた次回。

男4人の青森旅行まとめ
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縄文文化に触れることができる三内丸山遺跡を見学する 男4人の青森旅行 その4
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恐山の死の世界の中で温泉入浴 男4人の青森旅行 その6←今ここ
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寝台特急あけぼので旅は終わり、そして後日談 男一匹道南青森の旅 その30

写真はNikon D90Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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