静岡県西伊豆町の堂ヶ島では干潮になると海の中に陸地と島を結ぶ道が現れるトンボロ現象が見られます。
日本でこのトンボロが見られるのは10箇所あるそうですよ。
→トンボロ現象 – Wikipedia
そのうちの1箇所がこの堂ヶ島にありまして、陸地(瀬浜海岸)と三四郎島を結びます。
洞くつめぐり遊覧船とともに観光名所となっております。
いつトンボロ現象が見られるかはこちらが参考になります。
→干潮位 潮見表|西伊豆・堂ヶ島「洞くつめぐり遊覧船」-伊豆遊覧船、堂ヶ島マリン、クルーズ 割引 チケット販売
潮位が50cm以下のときにトンボロになって、30cm以下ならば干潮時間の前後1時間半くらいは三四郎島に徒歩で渡ることができるそうです。
堂ヶ島にある飲食店などの施設にはトンボロ現象の潮見表が掲示されているので、それを参考にするのもいいでしょうね。
Sponsored Link
僕が訪れたのは9月3日のことで、潮高は37cm、干潮の時間は12:25でした。
このトンボロが見られる瀬浜海岸はバスだと最寄りの停留所が「瀬浜」です。
しかし、堂ヶ島の遊覧船乗り場からも十分歩ける距離ですよ。
今回はここから歩いていきます。
この写真は堂ヶ島バス停付近です。
ここから740mですから、歩いても余裕ですね。
国道136号線をしばらく歩いていくと、向こうに三四郎島が見えてきました。
まだ歩いている人はいませんが何となくトンボロになってきているのがわかります。
ちょっと急ぎ足で歩いていきましょう。
瀬浜海岸に降りるにはこの案内板が目印です。
ちょっとわかりにくいのですが、堂ヶ島温泉ホテルの敷地内に浜に通じる坂道があります。
右側が堂ヶ島温泉ホテルで、この道を降りていきます。
すると緑のトンネルに出ますが、不安を感じつつもここは勇気を持って下ってください。
するとすぐに瀬浜海岸に到着します。
目の前には三四郎島もありますよ。
まだ完全なトンボロにはなってはいませんが、何となく道は見えてきています。
既に歩いている人もいますね。
ちょっと離れて横から見てみましょうかね。
左が瀬浜海岸で右が三四郎島です。
海の上に岩場が見えてきているのがわかることでしょう。
ちなみに、この瀬浜海岸の海は無茶苦茶きれいです。
泳いでいる小魚も見えてしまうくらいでした。
そろそろ干潮時間の12:25ですので、三四郎島へと歩いて行く準備をしましょうかね。
ところが!
いつまで待っても海の中に完全なる道は出現しません。
岩は見えているものの、これでは歩いていくのはかなり大変そうです。
もしかしたら潮高37cmだと道は完全には出てこないのかもしれません。
仕方がないので、このままゆっくりと歩いていくことにしました。
さすがに海の中の岩場は滑りやすいです。
機材を担いでなので慎重に慎重に一歩づつ進んでいきます。
こんな場所だとどこに足を置いたらいいか迷っちゃいます。
後ろを振り返ってみると、だいぶ進んできたことがわかります。
向こうの建物が堂ヶ島温泉ホテルです。
トンボロビューの部屋がたくさんありそうですね。
この日は青い空が無茶苦茶気持ちがいい一日でした。
海に足を入れながらこの空を眺められるのは最高に幸せでしたね。
ようやく三四郎島に上陸することはできましたが、干潮時間はとっくに過ぎているので急いで戻ることにします。
三四郎島から瀬浜海岸まで戻ってきて、もう一度トンボロの方を見てみました。
徒歩で渡った人たちはみんな急ぎ足でこちらに歩いてきています。
向こうでのんびりしている人たちは左側に見えるボートで来た人たちです。
来たときと同じように堂ヶ島温泉ホテルの脇を通って国道に出ました。
トンボロを俯瞰できるポイントに出たので最後にもう一度見てみます。
もうほとんどトンボロはなくなっていますね。
一日のうちにわずかしか見られない、しかも日によってはトンボロになることもないという貴重なこの現象を目の当たりにできたのはラッキーでした。
しかも三四郎島まで行くこともできましたしね。
これから堂ヶ島に行く予定がある方はぜひこのトンボロの時間も確認してください。
タイミングが合ったらトンボロを体感してみてくださいね。
→干潮位 潮見表|西伊豆・堂ヶ島「洞くつめぐり遊覧船」-伊豆遊覧船、堂ヶ島マリン、クルーズ 割引 チケット販売
静岡県西伊豆町への旅
平成28年(2016年)9月2日~3日
・伊豆半島を旅するならば、清水港から伊東までのフェリー、バス、伊豆急行が利用できて3700円の伊豆ドリームパス黄金路ルートがお得で便利! #地域ブログ
・清水港から土肥港まで富士山と青い海を眺めながら駿河湾フェリーに乗船してみた #地域ブログ
・西伊豆名物の塩鰹を使った「漁師カフェ 堂ヶ島食堂」の塩カツオうどんが美味しい!ところてんの無料食べ放題付きですよ #地域ブログ
・堂ヶ島の洞くつめぐり遊覧船に乗って神秘の洞くつである天窓洞は絶対見るべし!この海の色は忘れられないものになりますよ #地域ブログ
・堂ヶ島の天窓洞の周りを歩いてみよう!洞くつの中を通る遊覧船の姿も見えちゃいますよ #地域ブログ
・静岡県西伊豆町の「漁火の宿 大和丸」の露天風呂付き客室で誰にも邪魔されずに源泉かけ流しの温泉を楽しもう! #地域ブログ
・静岡県西伊豆町の「漁火の宿 大和丸」の新鮮なお魚盛りだくさんの夕食と朝食を全て紹介! #地域ブログ
・静岡県西伊豆町の宇久須という町を早朝散歩してみた!海の香りがする古い町並みは歩くのが楽しいですよ #地域ブログ
・干潮時に海の中に道が現れるトンボロ現象 静岡県西伊豆町堂ヶ島の瀬浜海岸から三四郎島まで歩いて渡ってきた! #地域ブログ←今ここ
・海鮮メニューが充実している静岡県西伊豆町堂ヶ島の漁師蔵レストラン魚季亭(ときてい)でタイのぶっかけ飯を食べてみた! #地域ブログ
・前面展望を楽しむことができる特急スーパービュー踊り子の展望席は予約して乗車するべし!
似たテーマの記事はこちら
この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
記事内容や写真使用に関するお問い合せ、記事広告の作成、広告掲載、取材依頼のご相談などは下記リンクからお願いします。イベント取材、旅レポート、製品レビューなどの依頼は大歓迎です。
→お問い合わせメールフォーム
詳細なプロフィールはこちらから。
→プロフィール