紀州鉄道西御坊駅とその周辺の町並み 夏の青春18きっぷの旅第5弾 その9

紀州鉄道の西御坊ー日高川の廃線跡を散策し、日高川から西御坊まで戻ることにしました。
行きは線路の近くを通るようにしましたが帰りも同じ道を通るのは芸がありませんので、全く違う路地に入ってみました。
すると、左右に木造長屋がずらりと並んでいる路地がありました。

ほとんどが空家のように見えましたが、それでもまだまだこのような町並みがたくさん残っていました。
軒下が広く、道路との境目には格子がある珍しいタイプの長屋もありました。

東京の下町では見かけたことがないので、この地方独自のスタイルなのでしょうか。
普段見ない建築物を見ることができると楽しくなります。
こんな路地を巡っていくと、さらに狭い路地が。

この先に紀州鉄道の御坊駅があります。
この狭い道は裏口で、表側にまわってみると。

線路がなければ駅に見えないかもしれませんね。
駅舎の中はガランとしていてベンチがあるくらい。

天井のベニヤが剥がれ落ちてきそうな気もします。
切符売り場もありますが、ここは午前中のみ営業とのこと。

僕が訪れたのは午後だったので業務終了でした。
駅周辺は商店街もありかなり賑わっている印象がありましたが、駅は閑散としていて寂しい感じです。
西御坊から御坊まで戻って行ったのですが、乗客は僕と行きも一緒だったテツのグループのみ（実はこのグループは和歌山電鉄でも一緒の列車に乗っていた）。
1時間に2本も列車が走っているにこの乗客の少なさだとかなり営業も苦しいのだろうなと想像されます。
しかし通学時間になると学生さんの利用があるのかもしれません。
現在廃止の話は出ていないようなので、鉄道部門以外からの補てんなどがあるのでしょう。
とは言うものの、やはりこの乗客の少なさは悲しくさせるものがあります。

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写真はNikon D40xで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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