冬の津軽鉄道名物、ストーブ列車に乗車する 冬の青森秋田紀行 その8

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冬の津軽鉄道と言って真っ先に思い浮かぶのがストーブ列車だと思います。
芦野公園駅の旧駅舎内にある喫茶「駅舎」で昼食をとった後に、そのストーブ列車へと乗車してきました。
金木駅方面からディーゼル機関車に牽引されたストーブ列車がやってきました。

ディーゼル機関車+一般車両+旧型客車+旧型客車
というような編成で、一般車両には通常運賃のみで乗車できますが、旧型客車にはストーブ列車料金が必要になります。
つまり、通常運賃+300円という料金です。
以前は特別料金はなかったものの、車両の維持などでどうしてもお金がかかるということなので平成19年よりこの特別料金が導入されたそうです。

それではストーブ列車の中を見てみることにしましょう。
「ストーブ」と名がついているように、客車内にストーブがあるのですよ。

ダルマストーブがどーんと置かれていて、その前には石炭も置かれています。
このストーブの上では車内販売で購入できるスルメなどを焼いて食べることもできます。
僕が乗車した日は平日ということもあってお客さんがほとんどいなかったこともあり、車内にスルメの匂いが充満しているということはありませんでした。

座席はもちろんボックスシートで床は木です。

天井が緩やかに湾曲しているのも昔の車両の特徴です。
このストーブ列車にもアテンダントさんが乗務していますので、観光案内や車両の説明などをしてくれました。

車両の細かいマニアックな部分も見てみましょう。
まずは車端部にある手回し式のブレーキから。

現在は使用できないように鎖がつけられていました。
座席周りも見てみましょう。

向かい合った座席の中央、窓の下にあるテーブルにアレがついていました。

テーブルの下にカギ状のものがあるのがわかりますか?
そう、これは栓抜きです。
昔の中長距離列車には必ずと言っていいほどについていたものですが、最近ではほとんど見ることができなくなったものです。
ここでコーラの王冠をシュポンと抜いてみたくなりました。

窓や窓枠も木製で、窓を開けるためのフックもかなり年季の入ったものでした。

これが壊れたら予備となる部品はないんだろうなあ。

客車の外観も素敵でした。

最近のカラフラな塗装ではにく、地味ですが雪に映えるカラーリングだと思いました。

冬の津軽にはレトロなストーブ列車がよく似合います。

芦野公園を12:59発のストーブ列車に乗車し、13:21に津軽飯詰駅に到着しました。
20分程の短い時間でしたが、これまで乗ったことがなかった旧型客車の懐かしさを感じさせる匂いに満足することができました。

次回は津軽飯詰駅を紹介したいとお見ます。

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写真はNikon D40x+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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