巨大土偶が出迎えてくれる五能線木造駅 冬の青森秋田紀行 その11

※当サイトではアフィリエイト広告を掲載しています。

スポンサーリンク

秋田・大館フリーきっぷを使った青森秋田紀行の2日目の朝を迎えました。
この日は早朝の出発だったので朝食は前日に買っておいたコンビニのおにぎりとお味噌汁。
温泉旅館に宿泊したけど素泊まりにしちゃいました。
旅館から出てみると前夜から降り始めた雪がまだ降っていて、道路にはたくさんの雪が積もっていました。

まだ仄暗い道には人通りも少なく、顔に当たる雪が途中からみぞれに変わって、痛いは長く暗い道のりが不安だわでようやく五所川原の駅に着いたときは心底ほっとしました。
しかも駅前には「平凡食堂」の看板には暖かそうな電気もついているし、人の温もりすら感じました。
この看板を見た時、おにぎりじゃなくてこっちで食事をすればよかったと思いましたが、後の祭りです。

この2日目の目的は五能線で興味がある駅で途中下車して、最終的に東能代まで向かうことです。
では五所川原の駅から五能線の旅をスタートすることにしましょう。

雪が降り続く中JRの五所川原駅には次から次へと人がやってきました。
ホームではみな背中を丸めて寒さに耐えていました。

早朝の駅で列車を待つ人々にはなぜかドラマを感じてしまいます。
隣にある津軽鉄道の津軽五所川原駅は吹雪で見えにくくなってきました。

前日は青空が広がる晴天で雪国の冬の天気らしくないなと思っていましたが、ようやく厳しい冬を体験できました。
6:41、五所川原発深浦行きの五能線に乗車。
窓ガラスには雪がこびりついていました。

6:48、木造着。
今日の最初の目的地はこの木造駅です。
雪が降り続けるホームで乗車してきた列車を見送ってから駅舎を見ることにします。

やっぱりキハ48はかっこいい。

それでは駅舎を見てみることにしましょう。
外に出てみると軒下にいきなり謎の巨大なものがあるのがわかります。

これだけで一体何か分かる人はほとんどいないと思います。
果たしてこれは何かと言いますと、

なんと、駅舎に超巨大な土偶が張り付いていたのです。
出口の横にあったのは土偶の右足でした。
青森県つがる市にある亀ヶ岡石器時代遺跡で発掘された土偶がこの木造駅のモチーフとなったそうです。
それにしてもこの巨大土偶・・・
今まで見た駅の中で間違いなくナンバーワンのインパクトです。
駅前通から駅を眺めてみると、

駅へと入っていく人を見たら、謎のパワーを秘めた土偶様の体内に引き込まれているようでした。
駅巡りが好きな人にはぜひ訪れてもらいたい駅でした。

土偶のある駅舎を見た後は次の列車まで1時間半程あったので町の散策にも行ってきました。
木造はなかなか趣がある町でしたよ。
その話はまた次回。

冬の青森秋田紀行まとめ
秋田・大館フリーきっぷで上野駅から寝台特急あけぼのに乗車する 冬の青森秋田紀行 その1
寝台特急あけぼのへの12時間の乗車はあっという間に過ぎ去っていく 冬の青森秋田紀行 その2
五能線の車窓から見る美しい岩木山 冬の青森秋田紀行 その3
そこかしこに懐かしい雰囲気が残る津軽鉄道津軽五所川原駅 冬の青森秋田紀行 その4
津軽弁のアテンダントさんが乗務する津軽鉄道 冬の青森秋田紀行 その5
待合室のストーブが温かな津軽鉄道津軽中里駅 冬の青森秋田紀行 その6
津軽鉄道芦野公園駅の旧駅舎内にある喫茶店「駅舎」 冬の青森秋田紀行 その7
冬の津軽鉄道名物、ストーブ列車に乗車する 冬の青森秋田紀行 その8
腕木式信号機の転轍機や貨物車両が構内に残されている津軽鉄道津軽飯詰駅 冬の青森秋田紀行 その9
太宰治記念館「斜陽館」を見学する 冬の青森秋田紀行 その10
巨大土偶が出迎えてくれる五能線木造駅 冬の青森秋田紀行 その11←今ここ
モダンな建物があちこちにある五能線木造駅周辺を散策する 冬の青森秋田紀行 その12
五能線鰺ヶ沢駅周辺の漁師町を散策する 冬の青森秋田紀行 その13
タラコ色の五能線車両と千畳敷付近の車窓動画 冬の青森秋田紀行 その14
五能線驫木駅は日本海が目の前の秘境駅! 冬の青森秋田紀行 その15
五能線深浦駅近くの大岩から冬の日本海を望む 冬の青森秋田紀行 その16
バスケの町、五能線能代駅で途中下車 冬の青森秋田紀行 その17
雪に覆われた大地を疾走する秋田内陸縦貫鉄道に乗車する 冬の青森秋田紀行 その18
角館武家屋敷散策と横手やきそば 冬の青森秋田紀行 その19
カラフルな車両が雪原をトコトコ走る由利高原鉄道に乗車 冬の青森秋田紀行 その20
「男鹿なまはげライン」と呼ばれる男鹿線に乗車 冬の青森秋田紀行 その21
落ち着いた雰囲気がする男鹿の町を散策する 冬の青森秋田紀行 その22
旅のまとめ 冬の青森秋田紀行 その23

写真はNikon D40x+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

その他の旅の記事はこちらからどうぞ!
旅の全記録

スポンサーリンク



この記事が気に入ったら「いいね !」 しよう
最新記事をお届けします!

Twitter で
この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
記事内容や写真使用に関するお問い合せ、記事広告の作成、広告掲載、取材依頼のご相談などは下記リンクからお願いします。イベント取材、旅レポート、製品レビューなどの依頼は大歓迎です。
お問い合わせメールフォーム

詳細なプロフィールはこちらから。
プロフィール
トップページ旅の全記録フォトウォーク登山の全記録